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観覧車

俳句フォトエッセイ

秋陰に絡めとられし日本丸

桜木町が面白い。昔は東横線の終点が桜木町だった。今、東横線はみなとみらい線と繋がり、桜木町にはJRの駅が残る。桜木町の駅前からは、コスモワールドの巨大な観覧車が見え、ヨコハマ・エアキャビンと名付けられたゴンドラが赤煉瓦倉庫の方向に伸びている。水辺に浮いたレストランもある。この水辺に横浜を象徴するものが二つある。一つは石造りのドックだ。かつてはこのドックを使って船の修理をした。現在はドックヤードガーデンになっている。もう一つは帆船日本丸である。昭和5年に完成したこの帆船は練習船として使われ、1万5000人の船乗りを育てたと言われる。

俳句フォトエッセイ

我が街に降臨したり大西日

元住吉の駅を降りたら、写真のような光景だった。街が夕方の光にすっぽりと包まれている。すごい衝撃だった。慌てて、スマートフォンをお尻のポケットから出して、シャッターを切った。こんな景色はすぐに消えてなくなってしまうからだ。俳句フォトについて、よく質問を受ける。「写真と俳句では、どちらが先ですか?」というものだ。新聞小説には、必ず挿絵があるし、芭蕉の句に絵が付けられた「俳画」というものもある。この考え方だと、俳句や文章が先にあり、絵や写真は後からつけることになる。ぼくもたまには、そういう作り方をすることもある。

俳句フォトエッセイ

暑き日を落として海の観覧車

暑き日を海に入れたり最上川という有名な句が芭蕉にある。比ぶべきもないが、写真と合わせ技にすると少しは涼感が伝わるのではないか。この観覧車は、1990年に開業したみなとみらいの遊園地コスモワールドにある。元々は、横浜博で設置されたものだが、ここに移設されたらしい。夜になるとライトアップされ美しい。ここの遊園地には、確かジェットコースターもあったはずだ。左側の羽を広げたかのような建物はヨコハマインターコンチネンタルホテルである。開業は35年ほど前だが、ヨットの帆を模したおしゃれなホテルだ。みなとみらい地区の再開発のシンボル的存在だろう。何度か泊まったことがある。