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車山高原

俳句フォトエッセイ

ああ暑い旅の決め手は温度かな

耐え難いような炎暑だ。梅雨が明けて空気が一気に変わった。熱中症の患者が急増するのもわかる。駅のポスターに長野県/野辺山26.4℃とあった。青森県酸ヶ湯は23.1℃だ。実に明快なキャッチコピーだ。子育ての時期は家族でよく旅行をした。海よりも山が多かった。子どもたちが大きくなってからは妻とよく出かけた。蓼科や車山高原、立山方面にも足を伸ばした。原村のペンションにも繰り返し泊まった。確かに暑かった記憶はない。みどりに囲まれて至福の時を過ごした。あの頃は、涼しさを求めて行った記憶はない。何か目的があり、その副産物としての涼しさがそこにあった。今年なら涼しさだけを求めて行くかもしれない。

俳句フォトエッセイ

やはらかき緑求めて甲斐信濃

海より山が好きだ。山と言うより、樹間と言った方が良い。ハンモックを吊って昼寝をするというイメージである。夏休みの家族の旅行は、どうしても山の方に向かった。八ヶ岳の周辺、蓼科、車山高原辺りが多かった。子どもを連れて赤岳に登ったこともある。確か美濃戸口に車を置いて登ったのだと思う。山頂の御来光は実に美しかった。富士山が雲の上に見えた。この時、乗っていた車はホンダのシビックのシャトルという車種だった。その当時は珍しいバンのような乗用車で、後部座席を折り畳むとスペースができた。そのスペースで子どもを寝かせたり、遊ばせたりできたので都合が良かった。(今では不可能だろう)帰路に事件が起きた。