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ああ暑い旅の決め手は温度かな

小山正見

耐え難いような炎暑だ。梅雨が明けて空気が一気に変わった。熱中症の患者が急増するのもわかる。
駅のポスターに長野県/野辺山26.4℃とあった。青森県酸ヶ湯は23.1℃だ。
実に明快なキャッチコピーだ。
子育ての時期は家族でよく旅行をした。海よりも山が多かった。子どもたちが大きくなってからは妻とよく出かけた。
蓼科や車山高原、立山方面にも足を伸ばした。
原村のペンションにも繰り返し泊まった。確かに暑かった記憶はない。みどりに囲まれて至福の時を過ごした。
あの頃は、涼しさを求めて行った記憶はない。何か目的があり、その副産物としての涼しさがそこにあった。
今年なら涼しさだけを求めて行くかもしれない。
50年ほど前はペンションのブームがあった。民宿からお洒落なペンションに皆こぞって出かけた。
教員などやめて、ペンションをやろうか。半分本気で考えたことがある。
一年の4分の1働けば食えると言う話を聞いたからだ。
調べてみると当時でも6千万の資金が必要とわかり諦めたのだが、そもそも掃除が苦手なぼくができる仕事ではない。(笑)
涼しいのは実に良いが、それは冬が寒いと言うことだ。
全てがうまくいくことは世の中にはありえないと言うことだろう。