いにしへの百マス計算目貼り剥ぐ
少し前の話だが、俳句の授業である学校を訪れた。「今お客様がいるのですが、ご一緒でよろしいですか?」校長室の先客の名前を聞いて、驚いた。陰山英男(敬称略)だった。陰山が注目を集めたのは兵庫県山口小学校での実践だ。百マス計算に代表される基礎力重視の教育だった。ちょうど、子どもの学力低下が危惧されていた頃である。時代の要請にピッタリと合う実践だったのかもしれない。その後陰山は公募に応じ、尾道市立土堂小学校の校長に赴任、辣腕を振るう。「ここでこの先生に出会えるとは!」よく知られたスローガン「早寝、早起き、朝ごはん」も元を正せば陰山の実践に由来している。

