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デートスポット

俳句フォトエッセイ

爺婆のカップルばかり稲の秋

寺家ふるさと村のレストラン「寺家乃鰻寮」にいる。献立は、鰻が中心だが、天ぷらや蕎麦もある。この日のサービスランチははまちの漬け丼だった。鰻重は流石に高いので、その半分ほどの値段の「鰻丼」を食べることにした。久しぶりの鰻だ。昼時とはいえ、バス停からも離れているのに、次々に客が入ってくる。その客がほぼ例外なく、年配のカップルなのだ。平日の昼間にこうやってデートを楽しんでいる年配の仲の良い夫婦もそれなりにいるのだ。なんだかほっこりした気分になる。9月20日(日)に俳句フォトの会の吟行を「寺家ふるさと村」で実施することになっている。この日は、その実地踏査というわけだ。

俳句フォトエッセイ

煌々と 夕焼けの海 広がりぬ

世の中には、海を見る穴場のような場所がある。たとえば江ノ電の鎌倉高校前駅が、それだ。ホームから見る七里ケ浜の光景には特別感がある。実は同じようなすてきな駅が、川崎のすぐ近くにある。JR鶴見線の終点、海芝浦駅だ。 1926(大正15)年に貨物専用として誕生した鶴見線は、今年で100年目を迎える。鶴見から海芝浦までは約10分。沿線には、JFEスチールの工場やヤマト運輸の物流センターなどの巨大な建物が立ち並び、電車は工業地帯の中を進んでいく。終点の海芝浦駅も、東芝グループでエネルギー事業を行う「東芝エネルギーシステムズ」の敷地内にある。だから、一般の人は駅から外に出ることはできない。