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トロフィー

俳句フォトエッセイ

身に入むや伊勢型紙の川崎宿

額縁の中は、広重の『東海道五十三次』の「川崎六郷渡舟」の図だ。三重県に伊勢型紙という伝統工芸があり、小刀で彫り抜いて作成するらしい。細い線を切り離さず彫るにはけっこう高度な技術を要するという。実は、この額は吉田忠司からの贈り物だ。江東区立第二辰巳小学校に転勤した時、吉田忠司は新卒で入ってきて同じ学年を組んだ仲間だ。優秀な教員だった。優しく面倒見がいい。すぐに子どもたちに慕われる存在になった。彼は、バイクで通勤していた。ぼくは、彼のバイクに何度か乗せてもらったことがある。同じく新卒で入ってきた本田佳代美と三人でよく語り合った。彼らを誘ってオリエンテーリングの大会に参加したことがある。

俳句フォトエッセイ

春光を浴びて延々続く列

3月1日。この日はきごさい全国小中学生俳句大会の表彰式の下見とリハーサルで清澄庭園まで出かけた。清澄白河の駅を降りると、同じユニフォームを着た人たちが円陣を組んで、打ち合わせをしている。そんなグループがいくつもある。「なにごとだろう」聞いたら「東京マラソン」だという。ここ、清澄白河の交差点は給水所になるらしい。ボランティアの数が半端ない。表彰式のリハーサルを終えて交差点まで戻って撮ったのがこの写真だ。ぼくは走ることには縁がない。そう思った瞬間、あることを思い出した。オリエンテーリングである。地図上に示された標識を辿るゲームである。経験された方も多いのではないだろうか。