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京王プラザホテル

俳句フォトエッセイ

成り行きの台風一過の出逢ひかな

朝から晴れた。いったい何日振りだろう。台風一過といってもよい。この日は、三郷での仕事の帰りに入谷で降りた。「ヒラノマコト展」が開催されていたことをふと思い出したからだ。前回は、京王プラザホテルだった。会場のいりや画廊は少しわかりにくい場所だったが、スマホの地図を頼りにたどり着くことができた。「今回は、大きい絵を展示したかったから」と平野さんは、この画廊を会場にしたわけを話してくれた。彼は、ぼくよりも5つ年下だが、現在も早稲田大学の博士課程で文化人類学を専攻している。彼が取り組んでいる現代アートの源泉を探ることが、その理由らしい。平野さんは、40年以上前に父・小山正孝と出会っている。

俳句フォトエッセイ

官女ゐて衛士(ゑじ)までもゐて雛飾り

3月3日は雛祭りである。ぼくは雛祭り知らずに育った。娘を授かった時、祖母が木目込の雛飾りを贈ってくれた。人形の顔に見惚れた。つくづくと「家庭っていいな」と思った。写真は京王プラザホテルのロビーの段飾りである。三人官女や衛士(ゑじ)まで揃っている。娘の雛と同じ真多呂作だ。しかし、5段や7段の立派な段飾りを置ける家は東京ではほとんどないだろう。人形問屋の久月に行ってみたら、陳列棚のほとんどが男雛女雛だけの親王雛で占められていた。東京の住宅事情では致し方ないところだ。関東では千葉勝浦のビッグ雛まつりは壮大である。家庭で飾れなくなった雛人形もここに生きている。