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全国的

俳句フォトエッセイ

花吹雪桜吹雪や九月尽

川崎市川崎区大島にある大島劇場が28日、最終公演を終え、閉館した。76年の歴史に幕を下ろしたことになる。朝日新聞の記事によると、これだけ昔の雰囲気を残す芝居小屋は全国的にも珍しいとあった。東京新聞川崎版の「小山正見のかわさき俳句フォト」の取材でこの芝居小屋を訪れたのは、昨年の暮れだった。入場料が2000円。映画を観るのと同じぐらいの金額だ。それに座布団を借りると100円、座椅子が100円。畳の上に胡座をかいて座った。2回目に行った時には、観客は4人しかいなかった。それでも座員は懸命に演技し、踊る。ライトに白い肌が浮かび、目がキラキラと輝く。まるで映画『国宝』の吉沢亮のようだった。

俳句フォトエッセイ

東京に雪が降る降る春の雪

総選挙の日、窓を開けたら雪だった。今年は全国的に驚くほど雪が多い。日本海側など、豪雪地帯の人々の苦労は並大抵ではないだろう。報道によれば今シーズンの死者は45人を超えたらしい。また、雪の多い地方では県道の廃止が計画されている。除雪費用などの負担に耐えきれなくなっているからだ。日本海側の大雪に対して、東京にはほとんど雪が降らない。日本の背骨といわれる奥羽山脈や越後山脈が雪を食い止めているからだ。シベリア高気圧もそこで力を使い果たすのだろう。子どもの頃は雪が降るのが楽しみだった。びしょ濡れになりながら雪合戦に興じた。東京に雪が降るのは、2月や3月が多い。