俳句フォトエッセイ2026.10.17花吹雪桜吹雪や九月尽小山正見川崎市川崎区大島にある大島劇場が28日、最終公演を終え、閉館した。76年の歴史に幕を下ろしたことになる。朝日新聞の記事によると、これだけ昔の雰囲気を残す芝居小屋は全国的にも珍しいとあった。東京新聞川崎版の「小山正見のかわさき俳句フォト」の取材でこの芝居小屋を訪れたのは、昨年の暮れだった。入場料が2000円。映画を観るのと同じぐらいの金額だ。それに座布団を借りると100円、座椅子が100円。畳の上に胡座をかいて座った。2回目に行った時には、観客は4人しかいなかった。それでも座員は懸命に演技し、踊る。ライトに白い肌が浮かび、目がキラキラと輝く。まるで映画『国宝』の吉沢亮のようだった。申し訳なくなって、レイを買って着物の襟に挟んだ。その話を友人にしたら、興味を持って観に行ったらしい。その時の写真が送られてきた。そこには、万札を何枚も何十枚も襟に飾った俳優が写っていた。大衆演劇とは、こういう世界なのか!「推し」の原点はここにあるような気がした。驚きながらも妙に納得した。最終公演は満員御礼でチケットは残っていなかった。劇場の様子が目に浮かぶようだ。この句の季語九月尽くがつじん秋九月の終わり。秋の深まりと、行く秋を惜しむ気持ちを含む。花吹雪春「九月尽」の俳句フォトをもっと見る(2句)俳句フォト歳時記
川崎市川崎区大島にある大島劇場が28日、最終公演を終え、閉館した。76年の歴史に幕を下ろしたことになる。朝日新聞の記事によると、これだけ昔の雰囲気を残す芝居小屋は全国的にも珍しいとあった。
東京新聞川崎版の「小山正見のかわさき俳句フォト」の取材でこの芝居小屋を訪れたのは、昨年の暮れだった。
入場料が2000円。映画を観るのと同じぐらいの金額だ。それに座布団を借りると100円、座椅子が100円。畳の上に胡座をかいて座った。
2回目に行った時には、観客は4人しかいなかった。それでも座員は懸命に演技し、踊る。ライトに白い肌が浮かび、目がキラキラと輝く。
まるで映画『国宝』の吉沢亮のようだった。
申し訳なくなって、レイを買って着物の襟に挟んだ。
その話を友人にしたら、興味を持って観に行ったらしい。
その時の写真が送られてきた。
そこには、万札を何枚も何十枚も襟に飾った俳優が写っていた。
大衆演劇とは、こういう世界なのか!「推し」の原点はここにあるような気がした。
驚きながらも妙に納得した。
最終公演は満員御礼でチケットは残っていなかった。
劇場の様子が目に浮かぶようだ。