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俳句フォトエッセイ

秋の夜の心揺さぶる読書会

感泣亭で毎月一回、土曜日の夜に「読書会」が行われている。主宰者は、看護師のKさんである。この会に出ると毎回何らかの収穫があるのだが、この夜も心を揺さぶられた。一つは森山大道の『三沢の犬』と題された一匹の野良犬の写真である。森山大道は、荒木経惟と並ぶ日本を代表する写真家の一人だ。もう一冊は、『ケアと編集』という岩波新書の一冊である。著者は白石正明氏。医学書院の《ケアをひらく》のシリーズを手がけた編集者である。その彼がこれまで手がけた、それぞれの本の内容や編集プロセスを振り返った本だ。

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この先は進入禁止五月尽

明日から六月だというのに、寒い一日だった。半袖の子がいる一方、ダウンを着込んでいる人もいる。進入禁止の道路標識を見て「自分の人生で前を塞がれたことがあったか?」と振り返ってみた。高校の受験は一校だけ受けたが、無事に合格した。背伸びしなかったからだろう。大学も浪人せずに入学した。教師になるつもりもなかったのに、教育学部に入った。入りさえすればどこでもよかったのだ。授業には碌に出なかったのに、四年で卒業できた。最小限の単位しか取っていなかった。要領は良かったのだろう。それでも結局教師になり、24歳で結婚した。30歳で子どもが産まれ、45歳で教頭になった。50歳で校長になり、12年間勤めあげた。