【初心者歓迎】俳句フォトの会 会員申込はこちら

国立科学博物館

俳句フォトエッセイ

秋気満つ白金長者の散歩道

JR目黒駅から歩いて10分足らず、見事なイチョウ並木のはずれに東京都庭園美術館がある。アール・デコ調の建物で知られるこの美術館は、若い人たちにも人気らしい。その隣にあるのが、自然教育園である。現在は国立科学博物館の附属施設になっているが、かつては御用地であり、中世には、白金長者と呼ばれた豪族の館があった。周りは高速道路や幹線道路で囲まれているのに、一歩園内に入ると木々の匂いに包まれる。道はよく整備されているが、鬱蒼とした森に入り込む気分だ。広さは、およそ20万平方メートル。園内を普通に回るとおよそ1時間というから絶好の散歩コースである。

俳句フォトエッセイ

梅雨晴れ間縄文人にまみえたり

上野駅で降り、上野公園への階段を上る。かつてこの場所には、似顔絵描きのキャンバスが並んでいた。テレフォンカードを売り買いする外国人がいたこともある。今は静かだ。広場に向かう桜並木はすっかり葉桜になっている。公園の広場では、フィリピンエキスポ2025というイベントが行われていた。屋台が並び、5人組の女の子のグループが舞台でマイクを握っている。しかし、それを見に来たわけではない。国立科学博物館(科博)の「古代DNA-日本人のきた道-」と題する特別展が目的である。科博に勤めている友人に招待券をいただいている。見逃す手はない。