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川崎市

俳句フォトエッセイ

新しき百円ショップハロウィーン

九月に入ってからだ。ブレーメン通りに新しい百円ショップができた。これで3軒目だ。先日Seriaが開店したばかりというのに、今度はワッツだ。早速、自転車が店の前に並んでいる。通りに面した場所を占領しているのは、ハロウィングッズだ。まさに季節商品だが、売れ筋なのだろう。ハロウィンは、古代ケルトの祭りが、キリスト教の行事と結びついたものだ。それが日本に入ってきたのはバレンタイン商戦の成功をうけて、二匹目のどじょうを狙ったものかと思っていた。1970年代にキデイランド原宿店がハロウィングッズを売り出し、80年代に入ってイベントを打ち始めたらしい。

お知らせ

イベント開催報告:俳句フォトの会5月例会「新緑を詠もう 綱島公園吟行」(5月17日)

による句評と、参加者自身による句の解説や他の方の作品への感想など、穏やかで心豊かな時間を皆で共有しました。句会の中で小山正見が語った言葉が印象的でした。「俳句は言葉の垢落とし」——余分な言葉をそぎ落とすことで、かえって伝わるものが増える。その言葉は参加者それぞれの胸にしみわたったようで、合評の場にはいつになく静かな深みのある空気が漂っていました。初心者の方からご経験者まで、それぞれの感性が光る素敵な例会となりました。初夏の公園で生まれた作品の数々は、参加者それぞれの眼と心が結晶したかけがえのないものでした。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

俳句フォトエッセイ

緑陰を街に広げる本屋かな

JR南武線の鹿島田駅に直結する北野書店。社長の北野晋太朗さんにお目にかかった。驚いたのはその若さだ。弱冠23歳。療養中の父を助け、社長の大役を務めているという。私の住んでいる元住吉では昨年、町の本屋が姿を消した。全国的に見れば、この20年間に書店の数は半減している。川崎市内でも、中小規模の書店が次々と店を閉じている。寂しい限りだ。本屋がなくなることは、文化の火が消えることに通じる。時代の趨勢(すうせい)とはいえ、看過できない。北野書店も店頭販売だけでは厳しい状況だが、前向きな姿勢は崩さない。地域にある川崎総合科学高校と協力して、この冬に店舗をリニューアルする予定だ。

俳句フォトエッセイ

炎天を彷徨ひ歩く午後一時

暑い日が続く。しかし、一時より体は軽い。湿気が抜けたからであろうか。今日は、西加瀬こども文化センターでの俳句教室がある。地元川崎市での依頼はできるだけ受けたいと思っている。最初「こぶんでお願いします」と言われ、何のことかわからなかった。「こぶん」と聞いて「古文」が頭に浮かんだ。話を聞きながらようやく「こぶん」が「こども文化センター」の略称だとわかった。12時半には家を出た。西加瀬文化センターは、駅からは遠く少々わかりにくい場所にある。と言うより、場所の確認すらしていなかった。「いざとなればタクシーで行けば良い」とたかを括っていたからだ。家を出て、Googleマップで行き方を調べてみた。

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廃屋を喰ひ始めたり青き蔦

散歩の途中である。改めて、しげしげと眺めてしまった。まだ古い家ではない。意匠をこらし、お洒落な一軒家である。誰も住んでいないことは、明らかだ。白く塗られた家を青蔦がぬめぬめと這い上がっていく。飲み込まれてしまうのは、時間も問題であるかのようにも感じられる。廃墟ツアーというのが、あるそうだが、ぼくが見た無惨な廃墟の一つは、長崎の軍艦島だ。軍艦島の名称は、外観が戦艦「土佐」に似ているところからついた。20世紀前半は質の良い石炭が取れることから大いに採掘が進んだ。「端島炭鉱」と呼ばれた。高層の住宅が作られ、1960年頃には、5000人が住んだと言われる。それが、エネルギー政策の転換で廃坑になった。

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イベント開催報告:川崎市王禅寺 俳句フォト吟行(4月27日)

による選出で「小山賞」がそれぞれ決定しました。みんなで選ぶ最優秀賞にはTさんの俳句フォトが選ばれました。山肌を覆うように咲き誇る藤の花を大滝に見立てた、迫力と躍動感にあふれる作品でした。また、小山賞にはKさんの俳句フォトが選ばれました。苔むす石段を見つめ、重ねられた古人の歩みを静かに感じ取った、味わい深い作品でした。参加者の皆様からは、次のような声が寄せられました。好天に恵まれ、"吟行"という初めての体験が本当に楽しく楽しかったです。小山先生、スタッフの皆様本当にありがとうございます。王禅寺地区の歴史のお話や特別拝観など貴重な体験をありがとうございました。

お知らせ

【2025年4月27日】川崎市王禅寺 俳句フォト吟行を開催します!(募集締切りました)

(俳句フォトの会主宰)特別ガイド:白井理先生(元川崎市立柿生中学校の教頭先生)内容白井理先生(元川崎市立柿生中学校の教頭先生)の地域に根差した案内のもと、春の王禅寺周辺を散策します。柿生地区で長年教育に携わり、地域の歴史や文化に精通した白井先生ならではの視点で、普段は気づかない魅力を発見できます。その場所の魅力や季節感を写真に撮り、俳句と組み合わせた「俳句フォト」を創作する吟行(散策しながら俳句を創作する活動)です。俳句フォトの会主宰・小山正見が丁寧に指導いたします。スマートフォン一台で撮影から俳句フォト制作までを行います。

俳句フォトエッセイ

縞馬の縞の動かぬ春日向

写真のシマウマは、正式には「ハートマンヤマシマウマ」と言い、ロバの仲間だそうだ。このシマウマのいる場所は、夢見ケ崎動物公園。川崎市唯一の動物園だ。年中無休。しかも入園料は無料というから驚く。幸区の加瀬山の山頂にある。最寄りの駅はJRの新川崎か鹿島田。川崎駅からバスに乗り、夢見ケ崎動物公園前のバス停で降りてもいい。日曜日や休日、園内は親子連れでにぎわう。ライオンや虎のような猛獣、象・キリンなどの大型動物はいないが、人気のレッサーパンダやペンギンなど51種282点の動物が飼育されている。親しみやすい動物が多く、子どもが動物と触れるには絶好の動物園と言えるだろう。春の日差しに誘われて、園内を巡った。

俳句フォトエッセイ

何処からかお昼のチャイム春隣

久しぶりの何の予定も入っていない一日。暇なので、多摩川に出かけた。まだ寒の内というのに日差しは春だ。風もない。橋を渡れば府中だ。是政橋の上に立って多摩川の流れを眺める。遠くには二子玉川のビル群らしきものが見える。最近雨が少ないせいか、多摩川の水量は少ない。鴨の一群が水脈を引いて泳いでいる。それ以外、川面はどこまでも静かだ。時折ジョギングをする人やサイクリングの自転車が通る。土手には桜の並木が続いている。桜は既に固い蕾はをつけているに違いない。ここも桜の名所の一つなのだろう。突然、従兄弟に鮎釣りに連れてきてもらったことを思い出した。川崎市には川崎区から多摩区まで七つの行政区がある。