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悪戦苦闘

俳句フォトエッセイ

俳句とはいったい何か秋驟雨

初心者の句会で、Aさんが「どうしても季語が入らなくて」と言う。「娘さんと一緒にお母さんのお見舞いに行き、一緒にハグしている写真が送られてきて、何だかすごく感動したの。それを俳句に詠みたくって」と仰る。「俳句は短いから、全部入れるのは難しいですね。焦点を決めてやってみましょう」といくつか添削例を示したが、どうも納得がいかないという表情だ。指摘するポイントがずれていたのだろう。しかし、「俳句にしよう」と悪戦苦闘したおかげでこのエピソードは長くAさんの心に残るのではないだろうか。小学校1年生を指導していた時に、こんな作品が出てきた。

俳句フォトエッセイ

春の虹俳句授業のアレやコレ

年度末が近い。今年の俳句授業も終盤にかかっている。今日は千代田区のK小学校、先日は国分寺市のR小学校に赴いた。(写真は本文と関係ありません)俳句教育推進員として勤務し始めた時からもう16年だ。一番多い時には、年間に500時間以上授業したこともある。そのほとんどの授業で子供たちは楽しんでくれた。途中経過が上手くいかなくても、最後の句会が子供たちに緊張感と楽しみを与えた。俳句の短さと句会の楽しさが子供たちを惹きつける大きな要因だったと思う。話をある程度聞いてくれる学級なら俳句の授業は例外なく成功する。しかし、上手くいった授業は忘れてしまう。記憶に残るのは、苦しかった授業での悪戦苦闘である。