【初心者歓迎】俳句フォトの会 会員申込はこちら

教員生活

俳句フォトエッセイ

店頭に閉店の文字年果つる

「閉店」。しかもよく見ると「完全閉店」とある。この場所には二度と開店しない意味かと思ってしまう。閉店は1月4日だが、2月の終わりには近くのビルの中に店を出すというのだから完全撤退でもなさそうだ。男物のスーツのチェーン店AOKI武蔵小杉店である。男物スーツは売れなくなったのかと思ったが、調べてみるとそれほどでもなさそうだ。元住吉の駅前の一等地にもスーツセレクトがある。一時より随分需要が減ったとしても、洋服の青山、AOKI、スーツセレクトなどのチェーン店は健在と言えよう。ぼくが初めてブレザーを着たのは大学に入った年だ。スーツは就職した時に作った。

俳句フォトエッセイ

降るほどに緑の影の広がりぬ

地下鉄有楽町線の辰巳駅を降りた。5月の気持ち良い日差しが降り注いでいた。橋の向こう側には高層のマンション群が巨大な姿を見せている。江東区立第二辰巳小学校は辰巳駅からすぐだ。江東区内でも最も交通の便の良い学校の一つだ。ぼくがこの学校に転勤になったは、44年前だった。当時は交通手段は、都バスしかない陸の孤島のような学校だった。正に「地の果てアルジェリア」だった。雪が降るとその都バスが止まる。東西線の木場駅まで雪の中を一時間近くかけて歩いた。埋立地のゴミ処分場にハエが大量発生し、ハエトリ紙を教室にぶら下げたこともあった。しかし、である。開校5年にも満たない若い学校で伝統がない分自由だったのだ。

俳句フォトエッセイ

雨しとど黄金週間最終日

今年のゴールデンウィークは、有休を取れば最長11連休になるという。確かにこれだけあれば存分に遊べる。しかし、教員だったぼくには「有休をとれば」という考え方か馴染まない。学校はカレンダー通りに運営される。連休の合間は休みにはならない。子どもたちは学校に登校するのだ。教員も休むわけにはいかない。そこで、はたと考える。大人には「有休」があるが子どもにはない。「勉強は義務だから」かもしれないが、子どもだって、時々は休みたくなるのではないだろうか。子どもにも「有休」があったら学校もいくらかは息が抜ける場になるのではあるまいか。ぼくは連休に旅行に行ったことがない。