【初心者歓迎】俳句フォトの会 会員申込はこちら

栄養相談

俳句フォトエッセイ

人がみな我よりはやく歩く春

石川啄木の歌集『一握の砂』に《友がみな我より偉く見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ》の一首がある。句はこのパロディでもあるが、実感でもある。朝、我が家から東急の元住吉駅まで、歩く。行き慣れた道だ。しかし、最近気づいたことがある。人が皆ぼくを抜いていくのだ。ぼくとしては、一生懸命に歩いているつもりなのに、平気で追い抜かす。足が短いのか、回転が遅いのかどんなに頑張っても追いつかない。病院の栄養相談に行くと、筋肉量の測定器に乗せられる。結果、足の筋肉量が標準以下だと言われた。駅では、エスカレーターに乗らず歩いて上がるように努めてきた。歩く量は以前より減ったとはいえ、平均9千歩は歩いている。

俳句フォトエッセイ

カリウムの値を下げよ十二月

「ついに来たか」医者からの指示は「カリウムの値が上がらないように注意してください」というものだった。カリウムは腎臓関わる値の一つだ。どうやら薬の飲み合わせとの関係もあり、腎臓の機能がかなり低下しているらしい。その割には元気で体の怠さもない。しかし参った。あと10年、ビンビンコロリというわけにはいかないかもしれない。栄養相談を受けたらカリウム値が高い食品の表を渡された。「バナナは食べないようにしてください」見るとほとんどの果物や野菜もカリウム値が高い。「これじゃあ何も食べられないではないか」カリウム値が低い代表的な食べ物は白米である。玄米と比べてもカリウム値は3分の1だ。

俳句フォトエッセイ

ざばざばと冷やし中華の出来上がり

究極の個人情報だが、ぼくには糖尿病の持病がある。家系だ。祖父は、糖尿病で死んだと子供の頃に聞かされた。糖尿病そのものでは死ぬわけはないから、おそらく合併症だろう。父も糖尿病だった。コーヒーにはサッカリンを入れて飲んでいた。70歳前後から目が悪くなり、天眼鏡を使って本を読んでいた。テレビを観ることも辛かったのか、ラジオばかり聴いていた。ぼくの場合、それと比べればかなりましだ。明確な合併症はまだ出ていない。しかし昨年、糖尿病を測る数値として用いられるヘモグロビンA1cの値が8を超え9に近づいた。危険信号だ。今年の初め、他の事情も重なって病院を自宅の近くの関東労災病院に変えることにした。