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梓俳句会

俳句フォトエッセイ

古墳百段登り切つたり夏盛ん

所属する梓俳句会の宿泊吟行会であった。15年前、大変にお世話になっていたTさんに誘われて、創刊から同人となった。しかし、当時は俳句のことも結社のことも何一つ知らなかった。「作品を出せ」と言われてびっくりしたというのが実情だ。それから15年。年に40句は投稿を続けている。句集『大花野』は梓の10周年記念作品募集の中で生まれた。幼稚だったぼくを俳句の世界で鍛えてくれたのが梓俳句会だ。今回の合宿吟行会の目的地は熊谷だった。高校の先生でもあるNさんが全てを取り仕切ってくれた。詳細なしおりを作って下さったが、ぼくが確かめたのは、「熊谷駅午前10時」という集合時刻だけだ。

俳句フォトエッセイ

ざばざばと緑の雨の水飛沫(しぶき)

所属している結社は宿泊吟行。行き先は逗子だが生憎の雨になった。逗子駅のホームには天井から雨が音を立てて滴り落ちている。尤も、俳句の良いところは雨が降ったら降ったで、その時にしか詠めない句ができることだ。いつまでも初心者のつもりでいたら、いつの間にか、俳句を始めてから20年を過ぎてしまった。ぼくが俳句を始めたのは56歳の時だ。芭蕉記念館のある八名川小学校に異動するという偶然に出会ったからだ。子どもたちにとって、俳句は良い教材だ。21世紀を生きる基礎学力とも言うべき創造力を育む。日本語力を磨くにも絶好だ。短いから少ない時間で取り組める。教師の負担も少ない。俳句は実にコスパがいい教材なのだ。