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満月

俳句フォトエッセイ

この月をコーンムーンと学びし夜

帰りがけ、屋根の上に見事な満月が出ていた。思わず見惚れ、「中秋の名月の1ヶ月前の月だなぁ。この月にも名前がついているのかしら?」と思った時、昼の「梓」(俳句結社代表上野一孝)の句会で、Aさんが話をされていた「コーンムーン」を思い出した。この言葉はアメリカ先住民の風習に基づくものらしい。「これが、コーンムーンっていうやつか」Aさんというのは、一緒にこどもたちへの俳句指導をしてきた仲間だが、とんでもない能力の持ち主だ。企画力や実務能力も抜群なのだが、自然への造詣が半端でない。Aさんに聞けば、大概の植物の名前はわかるし、鳴き声で鳥の名前も知ることができる。

俳句フォトエッセイ

星の如闇を埋むる桜かな

夕飯を食べた後、散歩に出かけた。ようやく体調が元に戻ったということだ。3月の後半はとても歩く気力はなかった。風邪か花粉症かわからないが、微熱のような症状があり、体が重くだるかった。それがようやく抜けたようだ。くねくねした道を通り綱島街道まで出て、そこから戻るというのが基本コースだ。早足だと15分から20分。今日は、綱島街道を通り越して住吉桜の様子を見てきた。大分葉桜になっていた。花の塵が木の根元に吹き寄せられ、二ヶ領用水には花びらが流れていた。「次の日曜日まではもちそうにない」と思いながら、帰路についた。若い時は、ぼくの辞書に「歩く」という言葉はなかった。