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焼きそば

俳句フォトエッセイ

それなりに田園調布の祭かな

「やるじゃん」拍子木の音が聞こえ、神輿が賑やかに駅前に入ってきた。下町の祭には遠く及ばないにしても、この神輿、なかなか勇壮である。どうやら多摩川浅間神社の祭らしい。ここは田園調布の西口だが、東口では、お祭りに合わせたフェスティバルが開催されていた。子供たちや親子連れが店の間を回っている。もちろん、定番の焼きそばにビールもあれば、金魚すくいもある。中には、うちわに好きな絵を描くブースもあった。イタリアンの店のピザが山盛りになって並べられているのが田園調布らしい。ぼくは、子供の頃9年間田園調布に通った。ぼんやりした子供だったので、鮮明な思い出が数多くあるわけではない。

俳句フォトエッセイ

夜桜を見ようと君を誘つた日

そんな日もあったが今日は一人だ。光明泉の炭酸泉に浸かった後、目黒川沿いに出る。そろそろ、お花見も終わりに近づいている。身動きができないと言うほどではない。しかし、若いカップルやグループの声があちらこちらから聞こえる。照明が明るいところは、焼きそばやたこ焼き、飲み物などの屋台だ。お洒落なカフェや飲み屋もあるが、ビールを片手に路上に座り込んでいる人たちも多い。橋の上には、「立ち止まらないでください」という貼り紙が何枚も貼られている。ピーク時はそれほどの人で埋まるということだろう。目黒川の夜桜は幻想的ですらある。一人の花見は、どことなくもの足りない。