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画廊

俳句フォトエッセイ

成り行きの台風一過の出逢ひかな

朝から晴れた。いったい何日振りだろう。台風一過といってもよい。この日は、三郷での仕事の帰りに入谷で降りた。「ヒラノマコト展」が開催されていたことをふと思い出したからだ。前回は、京王プラザホテルだった。会場のいりや画廊は少しわかりにくい場所だったが、スマホの地図を頼りにたどり着くことができた。「今回は、大きい絵を展示したかったから」と平野さんは、この画廊を会場にしたわけを話してくれた。彼は、ぼくよりも5つ年下だが、現在も早稲田大学の博士課程で文化人類学を専攻している。彼が取り組んでいる現代アートの源泉を探ることが、その理由らしい。平野さんは、40年以上前に父・小山正孝と出会っている。

俳句フォトエッセイ

秋の薔薇古き駅舎の供のごと

東急線田園調布の駅舎である。「駅舎だった」という方が正確だろう。東急線は今は地下ホームになっており、古いこの駅舎は今はモニュメントである。大豪邸が立ち並ぶ田園調布をぼくは好きだ。駅前の窓の大きなカフェで数時間を過ごし、田園調布の町を散策する。それは、時にはぼくの日課のようにさえなっている。。特に夕暮れ時の田園調布の町は美しい。広い庭の奥の洒落た家屋の窓に灯が灯る。。絵本の中にいるような錯覚に陥る。時には、住宅街の中にある画廊でひとときを過ごす。多摩川台公園まで足を伸ばし、台地から多摩川の流れを見下ろすこともある。しかし、負け惜しみではないが、ここに住むのは大変だろうなとも思う。