紫陽花に頬を寄せたる写真かな
梅雨時の花と言えば誰もが紫陽花をあげるだろう。東急線多摩川駅から近い多摩川台公園に足を運んだ。ここは、斜面が紫陽花苑になっている。薄日の差す梅雨の晴れ間だった。予想以上の人出である。多いのは、やはり西洋紫陽花だ。青や赤の手毬のような花が微かに揺れている。しかし、日本古来の額紫陽花も負けていない。かつては、白と青の地味な色の取り合わせがほとんどだったが、最近は色鮮やかなものが増えた。品種改良のおかげだろう。目を見張ったのは額が薄くピンクで彩られた紫陽花だった。真ん中の蕾のような花が宝石のように輝いている。

