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詩人

俳句フォトエッセイ

爽やかや佐伯誠の手紙展

台風の雨が激しい。会場は、田園調布と自由が丘の間にある「スペースengawa in」である。ここは、ぼくにも懐かしい場所だ。妻と一緒の散歩でよく立ち寄った。緑に囲まれた庭をもつ民家、素敵な空間だ。佐伯誠さんがこの場所をこよなく愛していたことを初めて知った。荒天にも関わらず、会場には30人を超す人々が集まっていた。壁には、佐伯さんが生前に送った手紙や葉書、ファックスの類がこれでもかとばかり展示されていた。単なる手紙なのに、そのどれもが美しい。字に味があり、それにちょっとしたイラストが添えられている。佐伯さんは、ポップな才人なのだ。

俳句フォトエッセイ

春宵の古き館の詩人バー

これは、歴史的な建造物だと思う。これだけ立派な階段は見たことがない。場所は大田区雪谷にある尚徳学園だ。尚徳学園について説明することはなかなか難しいが、前身は「東京実業女学校」だった。現在は教育機関としての役割を終え、一部は老人介護施設などとして活用されている。http://shoutokugakuen.com/戦前に建てられた建物は、老朽化が進んでいるが、学校建築として貴重な遺構だ。この尚徳学園の理事長が、詩人の服部剛さんだ。「我が家に天使がやってきた」の著者である。最近剛さんは、尚徳学園の一室を使って「詩人バー」なる試みを始めた。

俳句フォトエッセイ

春の果風車ふうわりふわりかな

港の見える丘公園のフランス領事館跡地にある風車である。あるかなきかの風に浮いているかのように見える。ここに来たのは2019年の3月、神奈川近代文学館のホールでのきごさい全国小中学生俳句大会の表彰式以来だ。6年ぶりである。今日は、近代文学館で行われている「大岡信展言葉を生きる言葉を生かす」を見るために来た。ぼくが大岡信と出会ったのは朝日新聞に連載された「折々の歌」であった。そこでぼくは俳句や短歌の楽しさに触れた。父、正孝も大岡信との接点があったようだ。死後、写真や手紙類を整理した際に、大岡と一緒に写った写真や葉書が何枚も出てきた。

俳句フォトエッセイ

尾を立てて仔猫のじやれるバーミヤン

バーミヤンはお馴染み、スカイラークグループの中華料理店である。ジョナサンやガストもこのグループのファミリーレストランだ。ネコ型ロボットが料理を運んでくる。子ども騙しだが、何となく楽しい。その耳を触ったりするとお喋りもしてくれるそうだ。人件費の節約に役立っているのだろうか。この日は、雪谷大塚のバーミヤンで3年間続いた子ども俳句教室の打ち上げだった。一番上の子は中学3年生に、小学3年生だった子は小学6年生になる。この教室を主催しているのは、詩人の服部剛さんだ。服部さんは、キリスト者だ。長いこと、雑誌「カソリック生活」に詩を連載してきた。今は、詩誌「カナリア」の主宰でもある。