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読書会

俳句フォトエッセイ

秋の夜の心揺さぶる読書会

感泣亭で毎月一回、土曜日の夜に「読書会」が行われている。主宰者は、看護師のKさんである。この会に出ると毎回何らかの収穫があるのだが、この夜も心を揺さぶられた。一つは森山大道の『三沢の犬』と題された一匹の野良犬の写真である。森山大道は、荒木経惟と並ぶ日本を代表する写真家の一人だ。もう一冊は、『ケアと編集』という岩波新書の一冊である。著者は白石正明氏。医学書院の《ケアをひらく》のシリーズを手がけた編集者である。その彼がこれまで手がけた、それぞれの本の内容や編集プロセスを振り返った本だ。

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ほんのりと色をつけをり桜の枝

3月から感泣亭で、新たにお花の教室が始まることになった。初回は3月20日(金)(春分の日)に行う予定である。桜の枝は、お花教室の先生からいただいたものである。既にほのかに蕾が色をつけている。ますます感泣亭に文化の香りが漂うことになる。毎月第4火曜日の「サロンde感泣亭」では、香りやカービングのミニ講座もあるが、定例で「土井伸の楽しい書の教室」「詩人服部剛の言葉の部屋」「初心者俳句セミナー」「読書会」「気功教室」などが行われている。今月の末には好評だった「A I講座」の2回目も予定されている。「感泣亭」とは聞き慣れない名前だが、元々は、詩人であったぼくの父•小山正孝が自分の書斎につけたものだ。

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気に入りの本を持ち寄る梅雨の夜

もう一年以上前になるだろうか。イケメンの青年が感泣亭を訪ねてきた。「読書会をしたいのですが、会場を貸してくれませんか」今時、奇特な青年がいるものだ。それから毎月一回土曜日の夜に「読書会」が始まった。ルールは簡単である。参加者が自分の推薦する本を持ち寄り、それについて代わりばんこに語る。スルーして終ることもあるし、議論になることもある。ぼくには、このやり方は新鮮だった。読書は一人でするものと長い間思ってきたからだ。時に人に読んだ本を薦めることあったが、こうして皆で持ち寄ってその話をするという習慣はなかった。梅雨に入ったこの夜、急に参加できない人もいていつもより少人数だった。