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豊洲

俳句フォトエッセイ

秋の雲高層ビルや二辰小

二辰小とは、江東区立第二辰巳小学校のことだ。先日俳句の研修会で久しぶりに訪れた。実は、ぼくは、30代のほとんどをこの学校で過ごした。二辰小は最近50周年を迎えたそうだが、ぼくが勤務したのは、10周年の頃。つまり40年も前のことだ。業平橋の自宅からバスを乗り継いで通勤した。豊洲の工場の間を通り、運河に架かった橋を越えると忽然と辰巳の都営の大団地が現れた。当時は僻地だったのだ。ある時雪が降り、バスが不通になった。その時は40分ほどかけて東西線の木場駅まで歩いた。今は深川ギャザリアになっている藤倉電線の工場のわびしい裸電球がいい思い出だ。今ではすっかり様変わりした。

俳句フォトエッセイ

木漏れ日に誘(いざな)われたる小春かな

「小春」は冬の季語である。「春になる前触れ」と捉えている方もいるが、それは違う。冬になりたて、つまり今頃の季語であ。「小六月」も同様な季語だ。写真だけ見ると武蔵野の雰囲気だが、実は江東区だ。清澄庭園の隣の清澄公園である。明治小学校の5年生で俳句の授業をして、午後の句会のために八名川小学校に向かう途中だ。現職時代、この公園はよく通った。この公園を抜けると八名川小学校から門前仲町まで歩いて約20分。更に当時住んでいた塩浜の我が家まで20分。圧巻は、いちょうの散る時期だ。永遠に続くかと思うほどのいちょうの舞い散る様子には思わず足を止めてしまう。