俳句フォトエッセイ2025.10.29おけら鳴く無限ループのプラレール小山正見久しぶりにプラレールに出会った。場所は秋葉原、ヨドバシカメラの前の広場だった。幼い子供たちが群がってある。何台かの列車が走り続ける。子供、特に男の子たちは、なぜ電車がこんなに好きなんだろうか。そういうぼくも子供の時は電車好きだった。かつて、秋葉原には交通博物館があった。実物の蒸気機関車の運転席に上がる事ができた。鉄道模型のパノラマショーが行われていた。小学生だったぼくは飽きる事なく、無限に回り続ける電車を見ていた。何回も何回も連れていってもらった。その鉄道博物館は老朽化のため、2006年に閉館になった。現在はさいたま市に鉄道博物館が開館しているそうだが、そちらはいった事がない。親に駄々をこねて、鉄道模型を買ってもらった。小学生の時だ。HOゲージというやつである。30センチほどの線路を繋ぎ合わせるのだが、その線路の値段が高い。小遣いを溜めて、少しづつ伸ばした。くるくる回る電車を眺めるのは楽しかった。トランスが付いており、電圧を上げると、電車のスピードが上がる。わざと脱線させたりもしたことを思い出した。くるくる回る電車を見飽きないのは、暖炉の炎を見飽きないのと同じかもしれない。そう言えば、海の波を見ていても飽きない。一定のリズムが心地よさを感じさせるのだろう。いずれにしても、鉄道模型には何歳になってもワクワクさせるものがある。
久しぶりにプラレールに出会った。場所は秋葉原、ヨドバシカメラの前の広場だった。
幼い子供たちが群がってある。何台かの列車が走り続ける。子供、特に男の子たちは、なぜ電車がこんなに好きなんだろうか。
そういうぼくも子供の時は電車好きだった。
かつて、秋葉原には交通博物館があった。実物の蒸気機関車の運転席に上がる事ができた。鉄道模型のパノラマショーが行われていた。小学生だったぼくは飽きる事なく、無限に回り続ける電車を見ていた。何回も何回も連れていってもらった。
その鉄道博物館は老朽化のため、2006年に閉館になった。
現在はさいたま市に鉄道博物館が開館しているそうだが、そちらはいった事がない。
親に駄々をこねて、鉄道模型を買ってもらった。小学生の時だ。HOゲージというやつである。30センチほどの線路を繋ぎ合わせるのだが、その線路の値段が高い。小遣いを溜めて、少しづつ伸ばした。
くるくる回る電車を眺めるのは楽しかった。トランスが付いており、電圧を上げると、電車のスピードが上がる。わざと脱線させたりもしたことを思い出した。
くるくる回る電車を見飽きないのは、暖炉の炎を見飽きないのと同じかもしれない。そう言えば、海の波を見ていても飽きない。一定のリズムが心地よさを感じさせるのだろう。
いずれにしても、鉄道模型には何歳になってもワクワクさせるものがある。