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東京に雪が降る降る春の雪

小山正見

総選挙の日、窓を開けたら雪だった。今年は全国的に驚くほど雪が多い。日本海側など、豪雪地帯の人々の苦労は並大抵ではないだろう。報道によれば今シーズンの死者は45人を超えたらしい。また、雪の多い地方では県道の廃止が計画されている。除雪費用などの負担に耐えきれなくなっているからだ。
 日本海側の大雪に対して、東京にはほとんど雪が降らない。日本の背骨といわれる奥羽山脈や越後山脈が雪を食い止めているからだ。シベリア高気圧もそこで力を使い果たすのだろう。
 子どもの頃は雪が降るのが楽しみだった。びしょ濡れになりながら雪合戦に興じた。
 東京に雪が降るのは、2月や3月が多い。原因は、残る寒さに南岸低気圧が重なることにある。
 春の雪は厄介だ。水分を含んで重い。いわゆる牡丹雪である。すぐべちゃべちゃになるし、夜になると路面が凍ってアイスバーンになったりする。除雪体制も弱い。
 滑って転びそうになったことが何度もある。
 今回の雪はすぐ止んで事なきを得た。だが次はどうなるかわからない。滑らない靴だけは用意し、心の準備は怠らないようにしよう。

都政新報2/17付
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