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白藤を眼裏に置き癒しの湯

小山正見

【銭湯紀行】その7
横浜反町 反町浴場/SPA反町

恒例の鎌倉吟行の日であった。今回は英勝寺。
英勝寺は、家康の側室、お勝の方を祀った尼寺である。花の寺として名高く、白藤の名所と言われている。

黒髪の見上げる先の藤の白
白藤のあはひあはひに空の青

竹林がまた豊かだ。黒い皮を被ったままの筍が伸び放題だ。。

囀りのすり抜けてゆく竹林
竹林の竹の重なり五月闇

英勝寺の次に浄光明寺に行く。観光客の姿はない。庭に大きな菩提樹がそびえ、山藤も見事だ。

菩提樹の花咲く前の静寂(しじま)かな
山藤の花の下なる暗さかな

帰りに銭湯に寄ろうと考えた。残念ながら鎌倉駅の近くにはないようだ。
東急東横線反町の駅前に銭湯があることがわかった。SPA反町 心の故郷反町浴場である。二階建ての立派な銭湯だ。サウナ、電気風呂、ボディマーサージなどに加え、露天風呂から打たせ湯まで完備している。
浴室に入ると、大きな檜風呂が鎮座している。客は多くはない。ゆったりとぬるめの湯に浸かる。
露天風呂は魅力だが、燃料費の高騰で湯温が低めに設定されていた。
脱衣場で近所に住んでいる男性と言葉を交わした。
日替わりで一階と二階が男湯、女湯で交代するらしい。二階の露天風呂は明るくて良いが、近所から「おしゃべりがうるさい」と苦情が出て、高い防音壁を立てたと残念そうに話してくれた。
風呂を出る頃にはすっかり日が落ちていた。

白藤を眼裏に置き癒しの湯

反町浴場のホームページ
https://k-o-i.jp/koten/tanmachi/