俳句フォトエッセイ2026.08.05紫陽花を門柱として山の寺小山正見恒例の鎌倉吟行である。台風が接近しているとあり、実施できるのか多少の心配はあったが、とにかく鎌倉に向かう。8時からはサッカーW杯日本・スエーデン戦がテレビである。電車の中でスマホで観戦。同じ格好で見入っている人もいる。台風のせいか、鎌倉駅前もいつものような人出ではない。運よく雨も止んだ。今日の目的地の一つは妙法寺である。日蓮が鎌倉で布教を始めた草庵があることで有名だ。お寺は、緑の山に隠れんばかりだ。山々を借景として夏の寺入口で拝観料を払うと線香を一本渡された。線香を立てて合掌蓮の花境内にはさまざまな花が咲き乱れている。ここも花の寺なのだ。睡蓮の水の中なる蕾かな群生の半夏生また半夏生緋目高とお玉杓子と睡蓮と刈られたる先より伸びて松の芯見たままをそのまま十七音に落としていく。句の良し悪しは別として、ぼくはこの瞬間が好きだ。さらに深いところまで見て、感じることができればいい俳句作者になれるのだが(笑)とにかく静かだ。雨の中で鳥の囀りも聞こえない。絵に描いたやうな静寂青時雨桔梗の音なく開く山の寺静けさに音ありとせば青楓妙法寺の後は、すぐ近くの安国論寺に向かった。日蓮が「立正安国論」を執筆したとされる窟がある。安国論纏めし窟や苔の花墓地には土光敏夫の墓があった。無と書きぬどでかき墓石竹の秋こんな風にしてI時間半で30句ぐらいは詠み散らしたであろうか。他には次のような句もある。格子戸の奥に格子戸山法師料理屋の茅の輪潜りは雨の中この料理屋の名前は「北じま」と言う。念のためネットで調べてみたら、予約はコース料理のみで値段は「時価」とあったが、別の情報では一人30000円(税抜)らしい。句会場に到着した途端台風の猛烈な雨が降ってきた。
恒例の鎌倉吟行である。台風が接近しているとあり、実施できるのか多少の心配はあったが、とにかく鎌倉に向かう。
8時からはサッカーW杯日本・スエーデン戦がテレビである。電車の中でスマホで観戦。同じ格好で見入っている人もいる。
台風のせいか、鎌倉駅前もいつものような人出ではない。運よく雨も止んだ。
今日の目的地の一つは妙法寺である。日蓮が鎌倉で布教を始めた草庵があることで有名だ。
お寺は、緑の山に隠れんばかりだ。
山々を借景として夏の寺
入口で拝観料を払うと線香を一本渡された。
線香を立てて合掌蓮の花
境内にはさまざまな花が咲き乱れている。ここも花の寺なのだ。
睡蓮の水の中なる蕾かな
群生の半夏生また半夏生
緋目高とお玉杓子と睡蓮と
刈られたる先より伸びて松の芯
見たままをそのまま十七音に落としていく。句の良し悪しは別として、ぼくはこの瞬間が好きだ。さらに深いところまで見て、感じることができればいい俳句作者になれるのだが(笑)
とにかく静かだ。雨の中で鳥の囀りも聞こえない。
絵に描いたやうな静寂青時雨
桔梗の音なく開く山の寺
静けさに音ありとせば青楓
妙法寺の後は、すぐ近くの安国論寺に向かった。日蓮が「立正安国論」を執筆したとされる窟がある。
安国論纏めし窟や苔の花
墓地には土光敏夫の墓があった。
無と書きぬどでかき墓石竹の秋
こんな風にしてI時間半で30句ぐらいは詠み散らしたであろうか。他には次のような句もある。
格子戸の奥に格子戸山法師
料理屋の茅の輪潜りは雨の中
この料理屋の名前は「北じま」と言う。念のためネットで調べてみたら、予約はコース料理のみで値段は「時価」とあったが、別の情報では一人30000円(税抜)らしい。
句会場に到着した途端台風の猛烈な雨が降ってきた。