梅雨寒や町になくてはならぬ店
ふと見ると家の近所のファミリーマートが閉まっている。一瞬、撤退したのかと思ったが、当然そんなわけはない。改装中で、7月の初めには開店するようだ。ファミリーマートになる前は、お洒落な雑貨屋だった。フライパンなどの調理器具がある一方で、部屋を飾る装飾品など品揃えも豊富だった。客も多かったようなのに突然閉店になった。その前は昔ながらの荒物屋だった。おそらく雑貨屋の父親がやっていたのだろう。所狭しと大工道具や箒などが並べられていた。店主の手には指がなかった。子どもの頃はわからなかったが、今考えると、戦争の犠牲者だったのかもしれない。そして今はコンビニというわけだ。






