俳句フォトエッセイ2026.07.31梅雨寒や町になくてはならぬ店小山正見ふと見ると家の近所のファミリーマートが閉まっている。一瞬、撤退したのかと思ったが、当然そんなわけはない。改装中で、7月の初めには開店するようだ。ファミリーマートになる前は、お洒落な雑貨屋だった。フライパンなどの調理器具がある一方で、部屋を飾る装飾品など品揃えも豊富だった。客も多かったようなのに突然閉店になった。その前は昔ながらの荒物屋だった。おそらく雑貨屋の父親がやっていたのだろう。所狭しと大工道具や箒などが並べられていた。店主の手には指がなかった。子どもの頃はわからなかったが、今考えると、戦争の犠牲者だったのかもしれない。そして今はコンビニというわけだ。正直に言えば、ぼくはコンビニにはまるで興味がなかった。価格が高いという印象があったし、添加物だらけのおにぎりは買う気にならなかった。だから、ほとんどコンビニには近寄らなかった。それが最近様子が少しずつ変わってきた。一つはコーヒーだ。安くてカフェに劣らない。小さなおかずも食べてみたら、思ったより美味かった。次は文具だ。町から文房具屋が消えたが、コンビニに来れば用が足りることがある。飲料も自販機より安い。ラーメン屋など飲食店は増えても、物販の店はめっきり少なくなった。地方ではさらに深刻だろう。ネットが物販の主流になってきている。とは言え、コンビニは便利なお店として、しばらくは存在し続けるのではないかと思う。
ふと見ると家の近所のファミリーマートが閉まっている。一瞬、撤退したのかと思ったが、当然そんなわけはない。改装中で、7月の初めには開店するようだ。
ファミリーマートになる前は、お洒落な雑貨屋だった。フライパンなどの調理器具がある一方で、部屋を飾る装飾品など品揃えも豊富だった。客も多かったようなのに突然閉店になった。
その前は昔ながらの荒物屋だった。おそらく雑貨屋の父親がやっていたのだろう。所狭しと大工道具や箒などが並べられていた。店主の手には指がなかった。子どもの頃はわからなかったが、今考えると、戦争の犠牲者だったのかもしれない。
そして今はコンビニというわけだ。
正直に言えば、ぼくはコンビニにはまるで興味がなかった。
価格が高いという印象があったし、添加物だらけのおにぎりは買う気にならなかった。だから、ほとんどコンビニには近寄らなかった。
それが最近様子が少しずつ変わってきた。
一つはコーヒーだ。安くてカフェに劣らない。小さなおかずも食べてみたら、思ったより美味かった。
次は文具だ。町から文房具屋が消えたが、コンビニに来れば用が足りることがある。飲料も自販機より安い。
ラーメン屋など飲食店は増えても、物販の店はめっきり少なくなった。
地方ではさらに深刻だろう。
ネットが物販の主流になってきている。とは言え、コンビニは便利なお店として、しばらくは存在し続けるのではないかと思う。