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季語残暑

(ざんしょ)[秋]

立秋を過ぎても残る暑さ。

言い換え(傍題):残る暑さ、秋暑し

この季語の俳句フォト:8句

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俳句フォトエッセイ

買取屋また買取屋秋暑し

ブレーメン商店街にどんな店が多いか、以前調べたことがある。驚いたことに一番多いのは歯医者だった。20軒を超えていた。同様に多いのが、体をメンテナンスする店だ。整骨院の類いだが、最近はストレッチとか、ジムのような形態が増えている印象を受ける。美容院も同様に多いが、減少傾向にある。話に聞くと少なくとも1回1万円ほどかかる店が多いようだ。この値段も客足が遠のく原因になっているかもしれない。その次に多いのが、不動産屋だ。駅近を中心に15軒ほどある。それほど需要があるとは信じ難いが、それだけ元住吉という地域が人気だという証かもしれない。これらの店はいずれもモノを売らない店だ。

俳句フォトエッセイ

ごちやごちやのペッパーライス秋暑し

またまた昼食の話だ。この日は両国に出かけ、面白いものを発見した。我が家・感泣亭は元住吉にあるが、その一角が戦前にできた分譲住宅であることは昔から何となく知っていた。しかし、それが同潤会の事業の一環であったことを知ったのはつい最近のことだ。その証拠を横網公園の復興記念館で見つけたのだ。パネルの一枚に「年表で見る同潤会の事業展開」があった。パネルによれば、震災後の住宅復興事業の中心を担ったのが同潤会だったらしい。最初は賃貸住宅の建設が中心だったが、そのうち分譲住宅を手がけるようになる。年表の最後、1941年の項に「元住吉166戸」とあった。その発見に気をよくして外に出ると、日差しが強い。

俳句フォトエッセイ

秋暑く共栄堂のカレーかな

暑さが戻った日、心の許せる友人と会うために神保町に出た。約束の時刻は14時なので、その前に昼飯を食べることにした。どうするか、一瞬迷って、共栄堂のカレーにすることに決めた。共栄堂は古いカレー専門店である。創業は大正13年というからもう100年以上だ。ここのカレーはスマトラカレーだ。小麦粉を使わず、独特の苦味がある。そして、そこが旨い。共栄堂という店の名前の由来は、父に聞いた。父もここのファンだったのだろう。同じ名前の共栄堂が新橋にもあったのだという。共に栄えようというので「共栄堂」としたが、喧嘩別れして、神保町だけしか残っていないというのだ。本当か嘘かは知らない。共栄堂は、地下一階にある。

俳句フォトエッセイ

スイーツや(屋)残る暑さを食ひに行く

初案は「秋来たりスイーツの店誕生す」だったが、今日はあまりに暑いので、句を変更した。ブレーメン通りに新たにスイーツ屋が開店した。この店があった前は、酸素で体をなんとかというショップだった。その前はタピオカの店だった。さらに遡るとソフトバンクのショップがあった。くるくると変わって一昨日からスイーツ屋だ。ぼくにとってのスイーツのルーツは70年前に遡る。「グラニュー糖」だ。ぼくの祖父は医者だった。グラニュー糖はその薬局にあった。お手伝いをすると、グラニュー糖を薬包に包んでご褒美としてくれた。人差し指につけて舐めた。年に数回ケーキが出た。当時のケーキはバタークリームが主で好きではなかった。

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電線の影の溶けたる残暑かな

9月に入ったのに暑い。日傘を差して出かけた。ふと振り返ったら、電線の影が見えない。一瞬ギョッとした。単に太陽光線の角度がずれて道に影が写っていないだけなのだが(笑)。影が溶けたのかと思った。自分の中の暑さの記憶を辿ってみた。子供の頃、汗をかいた記憶はあるが「暑い」という形での記憶はない。子供は暑さを感じないのだろうか。ぼくにとっての「暑さ」の記憶は、東京の気温が初めて39°Cを超えた1994年が一つ。この年、ぼくは西麻布の学校に勤務していた。冷房のない教室で毎日汗を流していた。歩道の壁の熱さに驚いた。二つ目はモンゴル旅行である。草原では馬が頭を寄せ合い、陰を作り合っていた。

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世の中に溶け込むフェイク秋暑し

本当にびっくりした。今日20日、本当に大谷は6試合ぶりに44号ホームランを打ち、ホームランダービーのトップに並んだ。ぼくもご多分に漏れず、大谷のホームランを毎日心待ちにしている。写真のYouTubeの記事は、実は昨日8月19日の記事なのだ。この日は大谷はホームランを打っていない。つまり、この記事は完全なフェイクということだ。すっかり騙された。大谷のホームランなら次の日になれば事実が判明する。しかし、難しい問題も沢山ある。例えば「投票用紙がすり替えられている」。というデマ。

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ゴルフする残る暑さを友として

ゴルフの打ちっぱなし練習場である。この暑さ、蒸し暑さなのにいっぱいである、ぼくもゴルフ練習場に通ったことがあった。40年近く前の話だ。ゴルフというのは、確かにハマるゲームだ。クラブに球が当たり、スコーンと飛んだ時の爽快感は忘れられない。その上、バンカーショットやパターなど小技が必要となる。単純そうだけど結構複雑なゲームだ。何回かグリーンに出たことがある。広い緑を独り占めする優越感も計り知れない。金持ちのゲームと揶揄しながらも惹かれてしまう(笑)。出会ったのは都立教育研究所に1年間だけ研究生として通った時期だ。隣の研究室のNたちと仲良くなった。誘われてグリーンに出たというのがきっかけである。

俳句フォトエッセイ

屁の河童残る暑さを投げ飛ばす

葛飾区立こすげ小学校。二日間続けて俳句の授業に伺った。ぼくはこの学校の初代校長ということになっている。2001年、小菅小学校と隣の小谷野小学校が統合してできた学校である。学校の統合というのは、かなりエネルギーを要する仕事だ。校名、校歌を始めとして、様々な約束事を一つ一つ決めなくてはならない。その一つ一つに様々な思惑やプライドが渦巻く。一番焦点になったのは校名である。「小菅」のままだと吸収合併のイメージがつく。しかし、地元には「小菅」のままという意見も根強くあった。アンケートをとると様々な案が出た。シンボルツリーの「欅小学校」はどうかという案も出たが、地名と較べてみると、如何にも軽い。