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打ち合わせ

俳句フォトエッセイ

熱風の中に涼風アウフグース

【銭湯紀行】17川崎朝日湯源泉ゆいる連載のお礼と総集編の打ち合わせに東京新聞の川崎支局に向かった。支局長にお目にかかるのもこれが最後になるかもしれない。支局長は丁寧にぼくを出口まで見送ってくれた。ぼくには一つの仕事を終えた安堵があった。「さて」と考えた。「そうだ、ゆいるに行こう」ゆいるは浜川崎の近くにあるスーパー銭湯だ。結構評判が高い。川崎駅から送迎のバスもあるが、臨港バスに乗ることにした。かつて取材した大島劇場の先、鋼管二丁目で降りて歩く。ゆいるはスーパー銭湯としては意外とコンパクトだった。1階は食堂、2階が風呂。そして3階が休憩スペースになっている。料金は高めだ。

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意味もなくボール持つ手や春の午後

校庭に脚を踏み入れると、子供たちの甲高い声が響いていた。もう、新学期が始まったのだ。学童保育の子供たちだろう。無邪気な元気さが微笑ましい。駆け回るのが楽しくてたまらないという感じだ。地元の小学校に俳句の授業の打ち合わせで訪れた。桜の木に緑が増え始めたと思ったら、もう花水木がしっかり花をつけている。銀杏が小さな葉を無数につけている。打ち合わせの時間まで、少し余裕があったので、遊んでいる子供たちを眺めていたら、一人の男の子が、ぼくのそばに来て「誰?」と聞いてから、気がついたように「あっ、俳句の先生だ」と言う。去年教えた子がぼくの顔を覚えていたのだろう。「ねぇ、俳句作って!」

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春光を浴びて延々続く列

3月1日。この日はきごさい全国小中学生俳句大会の表彰式の下見とリハーサルで清澄庭園まで出かけた。清澄白河の駅を降りると、同じユニフォームを着た人たちが円陣を組んで、打ち合わせをしている。そんなグループがいくつもある。「なにごとだろう」聞いたら「東京マラソン」だという。ここ、清澄白河の交差点は給水所になるらしい。ボランティアの数が半端ない。表彰式のリハーサルを終えて交差点まで戻って撮ったのがこの写真だ。ぼくは走ることには縁がない。そう思った瞬間、あることを思い出した。オリエンテーリングである。地図上に示された標識を辿るゲームである。経験された方も多いのではないだろうか。