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俳句フォトエッセイ

蝉時雨緑の中の九品仏

午前中は俳句の会だったが、午後は空いた。すると、家の中に留まっている気にならない。いつもなら、お気に入りのカフェに出かけるのだが、夏休みらしく閉店している。あてもなく自由が丘で降りた。駅前に建築中のビルは開店までまだ2、3か月かかりそうだ。九品仏に行こうと思ったのは、歩き始めてからだ。父の散歩もきっとこんな感じだったのだろうと思った。母親に「どこにいくの?」と聞かれ、「自分にだってわかんないんだ」と答えたという。道道には、瀟洒な住宅が並ぶ。アウディやクーパーミニなどの車が停めてある。所々に、これまた洒落た店もある。美容室だったり、ブティックだったりする。久しぶりの九品仏浄信寺である。

俳句フォトエッセイ

昼食は沼津たばちゃん梅雨晴間

沼津にある加藤学園に年に数回お邪魔している。高校2年生に俳句を教えるためだ。授業は午後なのだが、午前中から出かけるようにしている。沼津港だとか、御用邸だとか見所が結構あるからだ。三島のスカイウォークから絶景の富士を眺めたこともあった。この日は久しぶりに沼津漁港に行くつもりだったが、新幹線の中で突然津波警報が鳴った。ミンダナオ沖で大地震が起きたらしい。海に行くのは諦めて、沼津駅周辺で過ごした。駅前の仲見世通りが、半分シャッター街になりかけているように感じる。いかにもおばちゃん仕様の婦人服の店がやたらと多い。不釣り合いなキン肉マンの巨大な店舗がある。歩いている人はぼくの住む元住吉よりずっと少ない。