【初心者歓迎】俳句フォトの会 会員申込はこちら

キャベツ

俳句フォトエッセイ

初秋の食欲不振にロースかつ

歌舞伎の「牡丹灯籠」を観たあと、千駄木に向かった。三遊亭圓朝ゆかりの全生庵で幽霊画展が開催されていると教えていただいたからだ。千駄木駅を降りて、腹が減っていることに気がついた。時計を見たら午後1時を過ぎている。「何を食べようか」蕎麦?うどん?食べる気がしない。パン類も嫌だ。中華も食指が動かない。腹が減っているのに食欲がないのだ。ところが1つだけ食欲をそそるものがある。それが「かつ」だ。とんかつならだいたいいつ食べても美味しく感じる。スマホでとんかつやを探した。「あった」駅から4、5分。とんかつ三矢である。かつは美味かった。ご飯も味噌汁もキャベツもお代わり自由。極細に切られたキャベツの味は抜群。

俳句フォトエッセイ

とんかつはにいむら歌舞伎町は夏

急に暑くなった。空が夏になっている。新宿に出た。ここにも梅雨が明けたような空気が広がっている。昼飯に何を食べるか?食べたいものがない。紀伊國屋書店の地下が食堂街になっている。昔からここはよく来た。茹でたてスパゲッテイの店がある。隣はうどん屋だ。何となく食べる気にならない。カレー屋も二軒ある。どうもそんな気分ではない。寿司屋や卵かけご飯の店もある。卵かけご飯が二千円以上する。結局、通り抜けて外に出る。アカシアのロールキャベツは先日食べたばかりだ。一瞬、冷やし中華もいいかと思ったが、ぴったりこない。こんな時、最後に残るのがとんかつだ。

俳句フォトエッセイ

蒼天に渦を巻きたる秋の雲

妻がお世話になっているグループホームの前である。既に4年が過ぎた。ぼくはこの土地を200回以上見続けてきたことになる。最初は畑でかなりの部分で作物が作られていた。昨年はキャベツが二畝植えられていたが、収穫されずに菜花の茎が伸び放題になっていた。その土地を半分売ったらしい。白い膜が張られ、工事が始まったようだ。住宅かマンションだ建つ気配が強い。大きなクレーンが入っているのを見ればマンションの公算の方が高いだろう。それにしても久しぶりの秋らしい空だ。湿度が下がったということだ。空の奥まで見通せるかのようだ。空に見える雲は、おそらく巻雲だろう。