二階より街を見下ろす秋の午後
父・小山正孝の絶筆は「つばめ横丁雑記抄」という詩である。その詩の舞台は、自由が丘にある喫茶店カフェ・ラ・ミラに違いない。写真のこの通り、右手二階のガラス窓がそれだ。前にも紹介したが、その詩を再掲する。
俳句フォトエッセイ父・小山正孝の絶筆は「つばめ横丁雑記抄」という詩である。その詩の舞台は、自由が丘にある喫茶店カフェ・ラ・ミラに違いない。写真のこの通り、右手二階のガラス窓がそれだ。前にも紹介したが、その詩を再掲する。
俳句フォトエッセイぼくは猛烈に好き嫌いの激しい子供だった。野菜はほぼ食べないし、卵は黄身だけ。お肉の脂身も残した。当時はまだ安かった鰻でさえ、皮の部分は取ってもらった。そんな様子だったから、学校の給食は当然大の苦手。ところが担任の先生が厳しく、給食を残すことを許さない。掃除が始まり、休み時間が始まっても、教室の角で一人残され、涙を流しながら給食と格闘した。ところが、そのぼくが教師になった。クラス会に行くと、「おい、小山!給食はどうしているんだ」と必ずからかわれた。今も好き嫌いはなおらないが、何とか生きている。母は料理は得意ではなかったらしい。