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スペース

俳句フォトエッセイ

百畳の畳の上の昼寝かな

高輪ゲートウェイ駅に初めて降りた。隈研吾が設計した駅舎は開放的で明るい。改札口を出ると目の前はすぐにビル街だ。築地で走っているターレのようなモビリティが人を乗せてゆっくり走っている。街としての姿がすでに出来上がっている。3月には、「MoN高輪」が公開された。これも外装のデザインは隈研吾だ。建物の外側が緑のスパイラルになっている。中に入ると広いスペースに監視用のロボットが巡回している。屋上まで上がるとそこは池になっている。足湯まである。お洒落なカフェでコーヒーも飲める。眼下にはJRの線路が広がる。館内はどこも贅沢に広い。緩やかなソファが置かれ、大きさの異なるテーブルと椅子が並んでいる。

俳句フォトエッセイ

ガチャガチャに長き列あり春の朝

「ガチャガチャ」とはカプセルトイのことだ。ハンドルをがガチャガチャ回すと中の商品が出てくるので、「ガチャガチャ」と呼ばれるのだろう。我が家では殺虫剤のことを「しゅーしゅー」と呼んでいたことを思い出した。カプセルトイの歴史を辿ると、元々はアメリカが発祥の地で、ガムが出てくる子ども向けの装置だったらしい。それが日本に入ってきて、大進歩した。今では大人が夢中だ。元住吉に「ガチャガチャ」の店ができたことは、以前のエッセイで述べた。「カプセル楽局」。「薬局」だとばかり思っていた。間違えたのはぼくだけでなく、実際に処方箋を持って訪れた人もいるらしい。

俳句フォトエッセイ

鼎心の書の輝きや初桜

白川鼎心さんは、書家だ。その上、俳句も短歌も嗜み、各地で積極的に活動を広げておられる。つい最近、きごさい俳句大会の揮毫をお願いし、見事な作品を書いていただいたばかりだ。また先日は、浜松で書展があった。今回は都内。しかも、大井町線の中延。我が家からすぐそばだ。「初日なら鼎心さんに会えるだろう」20日の夕方に出かけた。中延の商店街のアーケードをスマホを頼りに歩いた。ふと見ると、右側に「重盛の人形焼」がある。かの有名な水天宮にある重盛と同じだ。思わず餡なしの人形焼を求める。聞くとやはり「分家」だという。会場の隣町珈琲は、地下にあった。広いスペースの半分は書架になっている。