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百畳の畳の上の昼寝かな

小山正見

高輪ゲートウェイ駅に初めて降りた。
隈研吾が設計した駅舎は開放的で明るい。
改札口を出ると目の前はすぐにビル街だ。築地で走っているターレのようなモビリティが人を乗せてゆっくり走っている。
街としての姿がすでに出来上がっている。3月には、「MoN高輪」が公開された。これも外装のデザインは隈研吾だ。建物の外側が緑のスパイラルになっている。
中に入ると広いスペースに監視用のロボットが巡回している。
屋上まで上がるとそこは池になっている。足湯まである。お洒落なカフェでコーヒーも飲める。眼下にはJRの線路が広がる。
館内はどこも贅沢に広い。緩やかなソファが置かれ、大きさの異なるテーブルと椅子が並んでいる。
一番驚いたのは、百畳敷の畳のスペースがあることだ。壁面には江戸風俗図屏風の図柄が大写しされている。
あぐらをかいて本を読んでいる人もいれば、楽しそうに談笑しているママ友グループもいる。その横で赤ちゃんがハイハイしている。何しろ百畳の畳なのだ。いくらでも足を伸ばしてゆっくりできる。
ぼくはつい寝転び、ついでに昼寝までしてしまった。

都政新報6/16付 「暮らしを楽しむ俳句フォト」36