【初心者歓迎】俳句フォトの会 会員申込はこちら

ボランティア

俳句フォトエッセイ

「ココ」が良し「ここ」が最高梅雨明ける

幸区河原町ハッピーロードにあるコミュニティーカフェ「メロディー・ココ」に向かった。月1回の「ココ食堂」が行われるからだ。2年4カ月続けてきた連載「小山正見のかわさき俳句フォト」は、今回で最終回を迎える。第1回は川崎市役所の上からの富士山の写真だった。公害を克服し発展する川崎を捉えたいと考えたのだ。それから40回近く、川崎の良さをさまざまな形で伝えてきた。王禅寺の楓(かえで)や多摩川下流の干潟など、川崎の自然の美しさに感動させられた。サッカーのフロンターレやバスケットのブレイブサンダースの試合にも夢中になった。取材を重ねるうちに気がついたことがある。

俳句フォトエッセイ

梅雨空に弾ける笑顔弾む声

武蔵小杉から元住吉の間に気になるお菓子屋さんがあった。「おかし工房しいの実」とかわいらしい看板が下がっている。先日、運営母体であるしいのみ会の「地域交流カフェ」の集いがあった。知ったのは、ここが知的障害者の人たちの就労を支える作業所だということだ。しいの実会は作業の中心をお菓子作りに置いている。シフォンケーキから始まって、クッキーやパン、和の素材の商品化にも力を入れている。収益は工賃としてメンバーに還元されるという。参加して驚いたのは、メンバーの礼儀正しさだ。言葉遣いやお菓子やコーヒーを運ぶ所作の一つ一つが実に丁寧なのだ。明るい声が響く。

俳句フォトエッセイ

春光を浴びて延々続く列

3月1日。この日はきごさい全国小中学生俳句大会の表彰式の下見とリハーサルで清澄庭園まで出かけた。清澄白河の駅を降りると、同じユニフォームを着た人たちが円陣を組んで、打ち合わせをしている。そんなグループがいくつもある。「なにごとだろう」聞いたら「東京マラソン」だという。ここ、清澄白河の交差点は給水所になるらしい。ボランティアの数が半端ない。表彰式のリハーサルを終えて交差点まで戻って撮ったのがこの写真だ。ぼくは走ることには縁がない。そう思った瞬間、あることを思い出した。オリエンテーリングである。地図上に示された標識を辿るゲームである。経験された方も多いのではないだろうか。

俳句フォトエッセイ

春一番てんとう虫の動き出す

先月、東高根森林公園を紹介したら、読者から「ここもいいわよ」と教えていただいたのが南野川ふれあいの森だ。スマートフォンで行き方を調べ、横浜を走る地下鉄グリーンラインの東山田駅から歩くルートで向かった。駅を降り、ひたすら住宅地の間を歩く。途中にお店もコンビニも見当たらない。中学校のグラウンドでは、野球の試合やサッカーの練習が行われている。よく整備された公園を横切って坂道を下ると有馬川の細い流れに出た。この川を渡ると、ようやく川崎市宮前区に入る。ふれあいの森は急坂を上り切ったその上にあった。疲れて思わずベンチにへたり込む。春一番の強い風が幹を揺らしている。風の音だけが森を通り抜ける。