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俳句フォト

俳句フォトエッセイ

トリオンにちよいと加わり春うらら

トリオンというのは、元住吉のブレーメン通りのヒーローである。ドイツの国旗の色に因んで赤と黒と黄色の三色の衣装に身を包んでいる。ドイツから来日した商店街を守る平和のヒーローという設定だ。お祭りなど特別の時にしかいないのに、なぜいるのかと思ったら、NHKのテレビに取材があったらしい。いいチャンスだと思って一緒に写真を撮ってもらった。今日は月に一回の「サロンde感泣亭」の日だった。午前10時から午後4時。ワンコインでハーブティーなどお菓子が振舞われる。お昼に予約をすると美味しいお昼ご飯も食べられる。この日は豚汁といなり寿司だった。希望する人はミニ教室も楽しむことができる。

俳句フォトエッセイ

新緑の田園調布の並木道

久しぶりの田園調布だ。西口の銀杏並木の新緑が眩しい。ぼくは田園調布を歩くのが好きだ。緑に囲まれた閑静な住宅街を散歩すると心が落ち着く。その理由の一つは、ぼくが田園調布小学校の卒業生だからだろう。母親は今から考えるとかなりの教育ママだった。本当は学芸大学の附属小学校に入れたかったが試験で落ちた。抽選とぼくは聞いていたが、眉唾だ。父親が青山師範の附属を出ているので、それに倣いたかったのだろう。「寄留」と言っていたが、田園調布に住んでいた父親の親友Mの家に住んでいることにして、ぼくは毎日東横線に乗って田園調布小学校に通った。クラスメイトの家の庭はゴムボールでの野球ができるほど広かった。

俳句フォトエッセイ

探せども日本蒲公英群生地

蒲公英(たんぽぽ)には、日本蒲公英と西洋蒲公英があることはよく知られている。見分け方も多くの人が知っているだろう。花を支える総苞片(そうほうへん)という部分がぴったりくっついているのが日本蒲公英、反り返っているのが西洋蒲公英である。その他にも違いがある。開花時期も違う。日本蒲公英は春にしか咲かないが、西洋蒲公英の方は一年中咲く。町中で咲いているのは大概西洋蒲公英である。日本蒲公英は野山や自然の残る土地に行かないとなかなか見られない。つまり、西洋蒲公英の方が繁殖力が旺盛なのだ。西洋蒲公英が日本に入って来たのは明治時代と言われているが、今では圧倒的多数が西洋蒲公英だ。日本蒲公英は探すのに苦労する。

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霾(つちふる)や戦争の本しか無い本屋

久しぶりの深川だ。大横川の桜は葉桜に近くなっていたが、まだまだ「桜」だった。橋の上からひとしきり花見。今年最後だろう。深川には、俳句を応援してくださる方が沢山おいでになる。昨年も日本学校俳句研究会の活動に多額の寄付をいただいた。そのお礼を兼ねてお目にかかりに行った。その後、森下まで歩くことにした。幾度も通った道だ。三つ目通りの一本裏にあたる道だ。「昼飯をどこで食うか?」右側に鎌倉パスタが見える。「スパゲティを食べる気分ではないな」しばらく行くと左側に小洒落た店があった。深川にはこんな店が増えた。「下町の代官山」と呼ばれているらしい。よく見たら本屋だった。「こんなところに本屋?」

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反り返り蕊を護りぬシクラメン

毎年十一月に館林の人からシクラメンをいただく。とてつもなく立派な鉢だ。それから数ヶ月間、ぼくはシクラメンを楽しむことになる。真っ赤な花弁が密集し、直立しているシクラメンには独特の美しさがある。忘れないように気をつけてはいるのだが、時々水をやり忘れる。するとたちまち、全部の花がヘナって倒れてしまう。慌てて溢れるほどの水を与えると数日で元に戻り、胸を撫で下ろす。しかし、人間の体と同じで一度痛めた体は完全には元に戻らない。そんな管理の悪さもあり、四月の声を聞く時には、既に花は乱れている。教えていただいた通りにへたった花や葉っぱを丁寧に取り除くと、次から次へと花芽が首をもたげることがわかった。

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花疲れ炭酸泉の泡の中

大花野展の後片付けもようやく終わった。たくさんの人と出会うことができ、小林愛さんの帽子のクオリティの高さが来場者に認識された。ほぼ思い通りの成果が得られたと思う。本当に皆様のおかげだ。心地よい疲れが身体全体に広がっている。こんな時はスーパー銭湯に限る。溝の口温泉喜楽里に行くことにした。写真にもあるように、温泉の売りは「炭酸源泉風呂」なのだ。どこのスーパー銭湯に行ってもこの「高炭酸風呂」がある。高炭酸風呂とは、二酸化炭素を高濃度に溶け込ませた風呂のことで、一般的には1000ppm以上が「高濃度」とされているという。綱島にも、川崎にも新宿にも高炭酸風呂はあった。

お知らせ

イベント開催報告:川崎市王禅寺 俳句フォト吟行(4月27日)

による選出で「小山賞」がそれぞれ決定しました。みんなで選ぶ最優秀賞にはTさんの俳句フォトが選ばれました。山肌を覆うように咲き誇る藤の花を大滝に見立てた、迫力と躍動感にあふれる作品でした。また、小山賞にはKさんの俳句フォトが選ばれました。苔むす石段を見つめ、重ねられた古人の歩みを静かに感じ取った、味わい深い作品でした。参加者の皆様からは、次のような声が寄せられました。好天に恵まれ、"吟行"という初めての体験が本当に楽しく楽しかったです。小山先生、スタッフの皆様本当にありがとうございます。王禅寺地区の歴史のお話や特別拝観など貴重な体験をありがとうございました。

お知らせ

【2025年4月27日】川崎市王禅寺 俳句フォト吟行を開催します!(募集締切りました)

(俳句フォトの会主宰)特別ガイド:白井理先生(元川崎市立柿生中学校の教頭先生)内容白井理先生(元川崎市立柿生中学校の教頭先生)の地域に根差した案内のもと、春の王禅寺周辺を散策します。柿生地区で長年教育に携わり、地域の歴史や文化に精通した白井先生ならではの視点で、普段は気づかない魅力を発見できます。その場所の魅力や季節感を写真に撮り、俳句と組み合わせた「俳句フォト」を創作する吟行(散策しながら俳句を創作する活動)です。俳句フォトの会主宰・小山正見が丁寧に指導いたします。スマートフォン一台で撮影から俳句フォト制作までを行います。

お知らせ

【本日開始】「みんなで楽しむ俳句フォト(井田編)第二回」作品展示会がスタートしました(3月26日)

により厳選された作品の数々を展示しています。写真と俳句が織りなす季節の風景をぜひお楽しみください。会場では参加者一人ひとりの感性が光る作品をゆっくりとご鑑賞いただけます。展示詳細期間: 2025年3月26日(水)〜4月5日(土)時間: 12:00〜17:00 場所:モトスミ・ブレーメン通り商店街コミュニティセンター神奈川県川崎市中原区木月1丁目29-18 入場料:無料春の訪れを感じる特別な展示会に、ご家族やご友人をお誘いあわせの上、ぜひお立ち寄りください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。これまでの活動 2月22日に開催したワークショップの様子は、以下のページをご覧ください。

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大量の苺大福五平餅

もう遅い時間だというのに、売店の苺大福と五平餅は、両方ともかなり売れ残っているように見える。「大丈夫なんだろうか?」ひとごとながら心配になってしまう。そこで思い出した。俳句フォトエッセイの第一号は、桜餅の俳句だったことを。遂に出た苺大福専門店正見商店街に「苺大福」の幟旗が立ったのを見て、口ずさんだのがこの句である。苺大福と同時に革新和菓子について書いた。確か一年ぐらい前だった。調べてみたら2月23日だった。俳句フォトエッセイを書き始めて、一年間がすでに過ぎたということだ。よく続いたものだ。