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雨模様

俳句フォトエッセイ

涼しさに戸惑つてゐる木曜日

台風が過ぎたというのに、今日も雨模様だ。それに涼しい。本来なら「残暑厳しき折」なのに最高気温が30度にも届かない日が続いている。今週いっぱいこんな天気が続くらしい。地震があった熊本が猛暑続きだというのに、申し訳ない気分だ。温暖化による気候変動とは一直線に暑くなるということではなく、変動が激しくなり予測不能な事態が徐々に起こるということなのだろう。ふと子供の頃を思い出してみる。もちろんクーラーはない。蚊帳を吊って寝ていた。平屋だったせいもあるだろうが、雨戸を閉めて寝ていた。扇風機はかかっていたかもしれない。日によっては汗だくで寝ていたこともあるだろう。

俳句フォトエッセイ

まだまだと田園調布の桜かな

今日は一転して雨模様だが、昨日は雲一つない青空に桜が映えていた。花冷えのおかげで、桜の花の命はわずかに延びているようだ。それにしても、田園調布駅前の桜は勢いが良い。すでに枝の最上部まで花開いている。上野公園の桜では、そのボリュームが20年前と比べると30パーセントから40パーセントも減っているというが、確かに昔の桜はどこでも視界を埋め尽くすほどの花に満ちていた気がする。ご存知のように、ソメイヨシノはクローンである。自然の山桜よりずっと短命だ。弘前城の桜はりんご栽培の技術を使い、剪定を適切にすることで、桜の寿命を延ばしている。しかし、それも時間の問題だろう。