俳句フォトエッセイ2026.09.11涼しさに戸惑つてゐる木曜日小山正見台風が過ぎたというのに、今日も雨模様だ。それに涼しい。本来なら「残暑厳しき折」なのに最高気温が30度にも届かない日が続いている。今週いっぱいこんな天気が続くらしい。地震があった熊本が猛暑続きだというのに、申し訳ない気分だ。温暖化による気候変動とは一直線に暑くなるということではなく、変動が激しくなり予測不能な事態が徐々に起こるということなのだろう。ふと子供の頃を思い出してみる。もちろんクーラーはない。蚊帳を吊って寝ていた。平屋だったせいもあるだろうが、雨戸を閉めて寝ていた。扇風機はかかっていたかもしれない。日によっては汗だくで寝ていたこともあるだろう。しかし、全体としては今と比べれば涼しかったに違いない。33度の日を「猛烈な暑さ」と記憶している。25度以上が夏日という規定は、この頃の名残に違いない。わずか半世紀の間の変化だ。地球の歴史から見れば、瞬きするよりも短い時間だ。科学技術も飛躍的に進化した。子供の頃の楽しみはラジオから流れてくる赤胴鈴之助の番組だった。白黒のテレビができ、あっという間にカラーになった。インターネットが普及し、スマートフォンが日常になった。AIまででき始めた。ここまで考えてきた時、ぼくの頭が突然文明論に飛んだ。人間の体や頭脳は数万年前と変わらないというのに、人間を取り巻く科学技術は目まぐるしい進歩だ。しかし、これは人類滅亡への一歩かもしれない。進化するということは、不安定ということだ。人間の心は、この急激な変化についていけるのだろうか。少子化は日本を消滅させるかもしれない。権力者は原子力や核兵器の魅力に抗えないように見える。そう考えるとぼくは人類の最後の幸せな時代に生まれたのかもしれないとも思える。今は、半袖でいるが喫茶店の冷房が寒い。長袖の上着を持ってきたのは正解かもしれない。
台風が過ぎたというのに、今日も雨模様だ。それに涼しい。本来なら「残暑厳しき折」なのに最高気温が30度にも届かない日が続いている。今週いっぱいこんな天気が続くらしい。
地震があった熊本が猛暑続きだというのに、申し訳ない気分だ。
温暖化による気候変動とは一直線に暑くなるということではなく、変動が激しくなり予測不能な事態が徐々に起こるということなのだろう。
ふと子供の頃を思い出してみる。もちろんクーラーはない。蚊帳を吊って寝ていた。平屋だったせいもあるだろうが、雨戸を閉めて寝ていた。扇風機はかかっていたかもしれない。日によっては汗だくで寝ていたこともあるだろう。しかし、全体としては今と比べれば涼しかったに違いない。33度の日を「猛烈な暑さ」と記憶している。25度以上が夏日という規定は、この頃の名残に違いない。
わずか半世紀の間の変化だ。地球の歴史から見れば、瞬きするよりも短い時間だ。科学技術も飛躍的に進化した。
子供の頃の楽しみはラジオから流れてくる赤胴鈴之助の番組だった。白黒のテレビができ、あっという間にカラーになった。インターネットが普及し、スマートフォンが日常になった。AIまででき始めた。
ここまで考えてきた時、ぼくの頭が突然文明論に飛んだ。
人間の体や頭脳は数万年前と変わらないというのに、人間を取り巻く科学技術は目まぐるしい進歩だ。
しかし、これは人類滅亡への一歩かもしれない。進化するということは、不安定ということだ。人間の心は、この急激な変化についていけるのだろうか。
少子化は日本を消滅させるかもしれない。権力者は原子力や核兵器の魅力に抗えないように見える。
そう考えるとぼくは人類の最後の幸せな時代に生まれたのかもしれないとも思える。
今は、半袖でいるが喫茶店の冷房が寒い。長袖の上着を持ってきたのは正解かもしれない。