【初心者歓迎】俳句フォトの会 会員申込はこちら

まだまだと田園調布の桜かな

小山正見

今日は一転して雨模様だが、昨日は雲一つない青空に桜が映えていた。
花冷えのおかげで、桜の花の命はわずかに延びているようだ。それにしても、田園調布駅前の桜は勢いが良い。すでに枝の最上部まで花開いている。
上野公園の桜では、そのボリュームが20年前と比べると30パーセントから40パーセントも減っているというが、確かに昔の桜はどこでも視界を埋め尽くすほどの花に満ちていた気がする。
ご存知のように、ソメイヨシノはクローンである。自然の山桜よりずっと短命だ。
弘前城の桜はりんご栽培の技術を使い、剪定を適切にすることで、桜の寿命を延ばしている。しかし、それも時間の問題だろう。
最近はソメイヨシノに代わって「神代曙」を植える自治体が増えているとも聞く。
田園調布から多摩川駅に至る東急線の線路際の崖の上にソメイヨシノの並木が続いている。
多摩川台公園の桜も見事だ。
雨はまだ降り止まない。それでもぼくは、今日もまた、田園調布のいつものカフェのいつもの席から窓越しに桜の花を眺めている。