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高層ビル群

俳句フォトエッセイ

噴水の瞬くうちに立ち上がる。

東京駅の中央口から歩いておよそ7分ぐらいだろうか。木造風の橋を渡ると和田倉門の跡だ。その向こう側に噴水公園がある。1961年に当時の皇太子(現上皇陛下)と美智子さまのご成婚を記念してつくられたものだ。さらに今上天皇のご成婚の機に大噴水やせせらぎなどが整備され、現在の姿になった。知ったきっかけは、NHKの「ドキュメント72時間」である。番組では、ここを訪れる人の人間模様がさまざまに描かれていた。番組の目の付け所の良さに唸ったが、ぼくも行ってみたくなった。後ろを振り返ると丸の内や八重洲の高層ビル群だが、目の前には皇居前の松林が広がり、その間から富士見櫓が見える。

俳句フォトエッセイ

青空と東京タワーと聖五月

3日間通って、ようやく五月晴れの東京タワーを捉えることができた。神谷町駅を降り、飯倉の交差点を曲がると目の前が東京タワーだ。今日は雲一つなかった。人出は想像以上だった。外国人の団体が次から次へとやってくる。引率の日本人ガイドの冗談が耳に飛び込んでくる。エレベーターで45秒。展望台に上がる。目の前に東京の高層ビル群が林立している。お台場の海が光っている。この場所にいると東京という都市を丸ごと感じることができるかのようだ。現在では東京タワーの展望台より高いビルも珍しくない。それでもここが人気なのは、未来を信じられた時代へのノスタルジーかもしれない。