新樹光木製ウォッチ販売車
「木製ウォッチ?」川崎駅の構内である。キッチンカーのような車の中に、確かに木製の腕時計が並んでいる。「今時?」と思ったが、何か新鮮だ。もちろん中まで木製の訳はない。時計の周りのデコレーションやバンドが木でできているだけだ。それでも一瞬立ち止まってしまった。ぼくが最初に腕時計をしたのは高校の時だった。入学祝いにSEIKOの腕時計をもらった。もちろんリューズでネジを巻くものだ。そのうち自動巻きの時計ができ、クォーツに変わった。その度に時計を買い替えたような気がする。携帯電話を持つようになると、腕時計を持つ必要がなくなった。時計は世の中に溢れていた。


