俳句フォトエッセイ2025.06.10らぁ麺の新しき店六月来小山正見開店に向けて最後の仕上げだ。見事な絵ができあがっていく。この場所は、ずっと、ずっとラーメン屋だった。しかし、どのラーメン屋も長続きしない。約一年前に開店した「齊藤」の評判はよかった。最初は行列ができるほどだった。外装も内装もお金を掛けていて、覚悟が感じられた。それまでの店のチープさとは一線を画していたように感じられた。そこそこ、人気もあったと思う。この一年の間に「なぎちゃんラーメン」「町田商店」の二軒の新しいラーメン屋が開店した影響もあるが、こんなにあっけないものかと思うほど、あっけない閉店だった。そこにできたのが「燈花」だ。どうやらチェーン店らしい。ぼくは最近のラーメンがどうも好きになれない。その理由の一つは、太麺が主流になっていることだ。メリケン粉の塊のようでどうも好きになれない。ぼくの好きだったのは、浅草のすしや通りにあったラーメン屋「吾妻」の細麺だ。吾妻にはデラックスラーメンというメニューがあった。ある時、試しに注文してみた。何の変哲もないラーメンだ。「なんだ、これ」というのが正直な感想だった。食べ進んで、初めてわかった。ラーメンの器の底に食べきれないほどの角切りのチャーシューが沈んでいた。もう一つ好きな麺があった。同じ浅草の来集軒だ。。古い店だが、人気がある店だった。そこの縮れ麺が好きだった。いつの間にか、この店は姿を消した。暫くして同じ名前の店が近くに開店したが、似て非なる気がしてならない。好きになれないもう一つの理由は、油濃すぎるのだ。「油そば」を標榜する店すら最近はある。入る気にもならない。いわゆる「家系」ラーメンなども入る気にならない。喜多方ラーメンはまあまあ。脂っこいが九州ラーメンにもたまに入ることがある。これは細麺だからだ。チェーンになっている一風堂のラーメンも気分が乗ったと時は食べに入ることがある。昔、六本木にあった「ザボン」というラーメン屋はとても気に入っていた。が今はない。どんなラーメンだったかも思い出せない。さて、「燈花」のラーメンはどのようなラーメンか。気になる。
開店に向けて最後の仕上げだ。見事な絵ができあがっていく。
この場所は、ずっと、ずっとラーメン屋だった。しかし、どのラーメン屋も長続きしない。約一年前に開店した「齊藤」の評判はよかった。最初は行列ができるほどだった。外装も内装もお金を掛けていて、覚悟が感じられた。それまでの店のチープさとは一線を画していたように感じられた。
そこそこ、人気もあったと思う。
この一年の間に「なぎちゃんラーメン」「町田商店」の二軒の新しいラーメン屋が開店した影響もあるが、こんなにあっけないものかと思うほど、あっけない閉店だった。
そこにできたのが「燈花」だ。どうやらチェーン店らしい。
ぼくは最近のラーメンがどうも好きになれない。
その理由の一つは、太麺が主流になっていることだ。メリケン粉の塊のようでどうも好きになれない。
ぼくの好きだったのは、浅草のすしや通りにあったラーメン屋「吾妻」の細麺だ。吾妻にはデラックスラーメンというメニューがあった。ある時、試しに注文してみた。
何の変哲もないラーメンだ。
「なんだ、これ」
というのが正直な感想だった。
食べ進んで、初めてわかった。ラーメンの器の底に食べきれないほどの角切りのチャーシューが沈んでいた。
もう一つ好きな麺があった。同じ浅草の来集軒だ。。古い店だが、人気がある店だった。そこの縮れ麺が好きだった。いつの間にか、この店は姿を消した。暫くして同じ名前の店が近くに開店したが、似て非なる気がしてならない。
好きになれないもう一つの理由は、油濃すぎるのだ。
「油そば」を標榜する店すら最近はある。入る気にもならない。いわゆる「家系」ラーメンなども入る気にならない。
喜多方ラーメンはまあまあ。脂っこいが九州ラーメンにもたまに入ることがある。これは細麺だからだ。チェーンになっている一風堂のラーメンも気分が乗ったと時は食べに入ることがある。
昔、六本木にあった「ザボン」というラーメン屋はとても気に入っていた。が今はない。どんなラーメンだったかも思い出せない。
さて、「燈花」のラーメンはどのようなラーメンか。気になる。