俳句フォトエッセイ2025.05.26ことごとく傾げる松や南風吹く小山正見今日は雨とあきらめていたら、運のいいことに止んでいた。今日は加藤学園での授業がある日。沼津だ。それなら、と早めに家を出た。沼津の御用邸記念公園に行くためだ。記念公園というのだから今は御用邸はない。案内板を読むと、昭和44年に沼津市に貸与されたとある。すると持ち主はまだ宮内庁なのだろう。元々は旧皇室の夏の別邸だった。昭和天皇も幼い時に70日滞在したとある。100室以上の部屋のある本邸は空襲で全て焼け落ちてしまったが、東別邸と西別邸は残っている。これがなかなかのものだ。入場料410円を払う価値は十分にある。居間のテーブルの上に投球盤があった。子どもの頃ぼくもこの遊びをしたと懐かしかった。外に出ると一面の松林だ。敷地は10万平方メートル。駿河湾が一望でき、天気が良ければ富士山が見える。喫茶室があるというので寄ってみた。店の名前は主馬である。なぜ「主馬」なのか、不思議に思ったら、元々は馬小屋を改築したのだと分かった。その一画に座って昼ごはんを食べた。「御用邸カレー」。こちらは飲み物付きで1500円。いくら御用邸とは言え、少し高くはないか!しかし、そのカレーライスを運んできたお姉さんの笑顔。見るとつい許したくなってしまう。笑顔は大事だ(笑)松林の松は皆北に傾げている。それだけ強い南風が吹くのだろう。強い風を防ぐために沼津垣という垣根がある。土地の名前を冠した垣根は珍しいそうだ。あまりゆっくりもしていられない。バスを乗り継いで加藤学園に向かった。加藤学園の生徒はガッツがある。ダメ出しをしても最後まで食いついてくる。今日もいい句が生まれた。帰りには例の綱島のスーパー銭湯に寄って帰ろう。来週は最終回。そうだ!熱海の温泉に浸かるのもいい。楽しみが膨らんだ。
今日は雨とあきらめていたら、運のいいことに止んでいた。
今日は加藤学園での授業がある日。沼津だ。それなら、と早めに家を出た。沼津の御用邸記念公園に行くためだ。
記念公園というのだから今は御用邸はない。案内板を読むと、昭和44年に沼津市に貸与されたとある。すると持ち主はまだ宮内庁なのだろう。
元々は旧皇室の夏の別邸だった。昭和天皇も幼い時に70日滞在したとある。
100室以上の部屋のある本邸は空襲で全て焼け落ちてしまったが、東別邸と西別邸は残っている。これがなかなかのものだ。入場料410円を払う価値は十分にある。居間のテーブルの上に投球盤があった。子どもの頃ぼくもこの遊びをしたと懐かしかった。
外に出ると一面の松林だ。敷地は10万平方メートル。駿河湾が一望でき、天気が良ければ富士山が見える。
喫茶室があるというので寄ってみた。店の名前は主馬である。なぜ「主馬」なのか、不思議に思ったら、元々は馬小屋を改築したのだと分かった。その一画に座って昼ごはんを食べた。
「御用邸カレー」。こちらは飲み物付きで1500円。いくら御用邸とは言え、少し高くはないか!
しかし、そのカレーライスを運んできたお姉さんの笑顔。見るとつい許したくなってしまう。笑顔は大事だ(笑)
松林の松は皆北に傾げている。それだけ強い南風が吹くのだろう。強い風を防ぐために沼津垣という垣根がある。土地の名前を冠した垣根は珍しいそうだ。
あまりゆっくりもしていられない。バスを乗り継いで加藤学園に向かった。
加藤学園の生徒はガッツがある。ダメ出しをしても最後まで食いついてくる。今日もいい句が生まれた。
帰りには例の綱島のスーパー銭湯に寄って帰ろう。
来週は最終回。そうだ!熱海の温泉に浸かるのもいい。楽しみが膨らんだ。