俳句フォトエッセイ2025.05.30ざばざばと緑の雨の水飛沫(しぶき)小山正見所属している結社は宿泊吟行。行き先は逗子だが生憎の雨になった。逗子駅のホームには天井から雨が音を立てて滴り落ちている。尤も、俳句の良いところは雨が降ったら降ったで、その時にしか詠めない句ができることだ。いつまでも初心者のつもりでいたら、いつの間にか、俳句を始めてから20年を過ぎてしまった。ぼくが俳句を始めたのは56歳の時だ。芭蕉記念館のある八名川小学校に異動するという偶然に出会ったからだ。子どもたちにとって、俳句は良い教材だ。21世紀を生きる基礎学力とも言うべき創造力を育む。日本語力を磨くにも絶好だ。短いから少ない時間で取り組める。教師の負担も少ない。俳句は実にコスパがいい教材なのだ。しかし、取組むに当たって自分も少しぐらい俳句ができないといけないと思った。そこで、芭蕉記念館に頼んで、適当な勉強会を紹介してもらい、俳句を始めた。尊敬する高橋博夫さんに誘われて入ったのが、創刊されたばかりの「梓俳句会」だった。それから10年以上だ。だんだん俳句が楽しくなってきた。毎回の句会に出ると、必ず何か新しいことを知る。この積み重ねが大きい。俳句は積み重ねると必ず上達する。それに俳句は言葉の写生なので文才がなくても構わない。よく見て、ピンときたことを言葉にすればいい。これも積み重ねると上手くなる。「自分」と言うものが少しずつ見えてくるからだろう。(そんな気がする)とにかく、俳句はやればやるほど面白い。こんな文学があるのは日本だけだ。嘘だと思う人がいたら、一回挑戦してみると良い。もしかしたら、新しい世界が見えるかもしれない。
所属している結社は宿泊吟行。行き先は逗子だが生憎の雨になった。逗子駅のホームには天井から雨が音を立てて滴り落ちている。
尤も、俳句の良いところは雨が降ったら降ったで、その時にしか詠めない句ができることだ。
いつまでも初心者のつもりでいたら、いつの間にか、俳句を始めてから20年を過ぎてしまった。
ぼくが俳句を始めたのは56歳の時だ。
芭蕉記念館のある八名川小学校に異動するという偶然に出会ったからだ。
子どもたちにとって、俳句は良い教材だ。21世紀を生きる基礎学力とも言うべき創造力を育む。日本語力を磨くにも絶好だ。短いから少ない時間で取り組める。教師の負担も少ない。俳句は実にコスパがいい教材なのだ。
しかし、取組むに当たって自分も少しぐらい俳句ができないといけないと思った。
そこで、芭蕉記念館に頼んで、適当な勉強会を紹介してもらい、俳句を始めた。
尊敬する高橋博夫さんに誘われて入ったのが、創刊されたばかりの「梓俳句会」だった。
それから10年以上だ。だんだん俳句が楽しくなってきた。
毎回の句会に出ると、必ず何か新しいことを知る。この積み重ねが大きい。
俳句は積み重ねると必ず上達する。
それに俳句は言葉の写生なので文才がなくても構わない。よく見て、ピンときたことを言葉にすればいい。これも積み重ねると上手くなる。「自分」と言うものが少しずつ見えてくるからだろう。(そんな気がする)
とにかく、俳句はやればやるほど面白い。
こんな文学があるのは日本だけだ。
嘘だと思う人がいたら、一回挑戦してみると良い。もしかしたら、新しい世界が見えるかもしれない。