俳句フォトエッセイ2025.12.18冬暖か佐伯誠の見る景色小山正見千鳥ヶ淵に面するギャラリー冊からの景色である。11月22日から29日まで、佐伯誠さんを偲ぶ「ぼくの佐伯さん」と題する展示が行われた。会場には、佐伯誠さんの生涯にわたる様々な資料がよく整理され、所狭しと並べられている。中には、高倉健からの礼状もあった。こんな人だったのか、こんな仕事をされてきたのか。佐伯誠が明確な輪郭を持ってそこに存在しているかのようだった。『翼の王国』など、 雑誌の仕事を中心とされていたようだが、独特なポップな文章が印象に残っている。ぼくがどのようにして佐伯さんと知り合ったのか、確たる記憶はないが、2020年以降、少なくても9回、二人だけで会っている。横浜の伝説のジャズ喫茶「ちぐさ」を教えていただき、掛井五郎の展覧会を紹介していただいた。二人で話しているといつの間にか時間を忘れた。「気が合う」と言うのだろうか。この歳になって親しい知己を得た嬉しさがあった。「山崎剛太郎さんを偲ぶ会」の運営も一緒にやった。最後に会ったのは今年の4月。場所は自由が丘のカフェ。全くの偶然だった。お嬢様と間違えそうな若い奥様とご一緒だった。その奥様が、全てを仕切り今回の展示となった。次から次へ佐伯誠さんを偲ぶ方がおいでになり、奥様がお一人お一人に、彼の生涯を説明されていた。空は晴れ渡り、暖かい冬の日がギャラリーに満ちていた。用意されていたノートに「また会おう」と書いて、ぼくはギャラリーを後にした。「ぼくの佐伯さん2」と題する展示が12月5日(金)から12月7日(日)に鎌倉長谷のギャラリー「OFF SESSiO」で行われる。
千鳥ヶ淵に面するギャラリー冊からの景色である。
11月22日から29日まで、佐伯誠さんを偲ぶ「ぼくの佐伯さん」と題する展示が行われた。
会場には、佐伯誠さんの生涯にわたる様々な資料がよく整理され、所狭しと並べられている。中には、高倉健からの礼状もあった。
こんな人だったのか、こんな仕事をされてきたのか。佐伯誠が明確な輪郭を持ってそこに存在しているかのようだった。
『翼の王国』など、 雑誌の仕事を中心とされていたようだが、独特なポップな文章が印象に残っている。
ぼくがどのようにして佐伯さんと知り合ったのか、確たる記憶はないが、2020年以降、少なくても9回、二人だけで会っている。
横浜の伝説のジャズ喫茶「ちぐさ」を教えていただき、掛井五郎の展覧会を紹介していただいた。
二人で話しているといつの間にか時間を忘れた。「気が合う」と言うのだろうか。この歳になって親しい知己を得た嬉しさがあった。
「山崎剛太郎さんを偲ぶ会」の運営も一緒にやった。
最後に会ったのは今年の4月。場所は自由が丘のカフェ。全くの偶然だった。お嬢様と間違えそうな若い奥様とご一緒だった。
その奥様が、全てを仕切り今回の展示となった。次から次へ佐伯誠さんを偲ぶ方がおいでになり、奥様がお一人お一人に、彼の生涯を説明されていた。
空は晴れ渡り、暖かい冬の日がギャラリーに満ちていた。
用意されていたノートに「また会おう」と書いて、ぼくはギャラリーを後にした。
「ぼくの佐伯さん2」と題する展示が
12月5日(金)から12月7日(日)に鎌倉長谷のギャラリー「OFF SESSiO」で行われる。