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賑はひのワインパーティ冬うらら

小山正見

心配したが、良い天気になった。今日はワインパーティだ。昨年に続いて、2回目である。
グラスとワイン40本は用意してある。
昨年は40人の参加でワインの消費は27本だった。これに史ちゃんの美味しいおつまみがつく。
とにかくしこたま飲んでおしゃべりして、3時間楽しく過ごしていただければありがたい。
ぼくは酒は飲めない。ワインもからきしダメである。なのに、なぜワインパーティを企画したか!
それはひとえに会津ワイナリーの横山さんとの縁に依る。
話は、ぼくの八名川小時代に遡る。
竹中工務店の本社が江東区の東陽町に移転してきた。当時横山さんは竹中の幹部で地域対策を任されていたようだ。須永さんの「水辺に親しむ会」の事務所で偶然会ったことから交流が始まった。
横山さんは神戸にある竹中道具館から大工さんを学校に派遣して耕作教室などを催してくれた。「みどりの学校」をぶち上げた時は、緑のカーテンの土台になるネットを張ってくれた。
横山さんの竹中での最後の仕事が福島の放射能の除染だった。その仕事を終え、「福島に貢献したい」と立ち上げたのが会津ワイナリーだ。
横山さんはその後も、ぼくの俳句の活動を支援してくれた。「俳句フォト」のイベントを企画したり「句集・大花野を読む会」を計画してくれたりした。現地の小学校に授業に行ったこともある。随分お世話になったのだ。
昨年少しだけ畑のお手伝いをしたことがある。葡萄の粒に残っている花かすを取る仕事だ。一房一房刷毛を使って取っていく。大変な仕事だ。年中こうした仕事が続き、ようやく一本のワインが出来ると知った。
「何か恩返しができないか」
と考えた時、思いついたのが感泣亭でのワインパーティである。
酒を飲まないぼくには分からないが、横山さんのワインは美味しいらしい。確かに、手塩にかけた上質な葡萄を儲けも無しに、惜しげもなく注ぎ込むのだからうまく無い訳がない。
実際、友人のワイン好きの奴も「これは美味い!」と絶賛だった。
ぜひ横山さんのワインを味わっていただき、ファンになってもらいたい。これがぼくの願いである。
今日のワインパーティでの賑わいが待ち遠しい。