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俳句フォトエッセイ

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芭蕉から始まる新春講座かな

講師は渡邊尚代先生である。彼女は欧米文学の専門家で、神保町にある児童書専門店のブックハウスカフェを会場に、長年講座を続けてこられた。昨年あたりから、尚代先生は芭蕉の『おくのほそ道』に相当に興味を持たれたようだ。その尚代先生は、行動の人である。早速、日光の裏見の滝に出かけ、平泉にも立石寺にも足を伸ばされた。足で現地を見なければ真髄はわからない、というのが尚代先生の考え方である。そして、数十ページにわたる詳細なテキストが用意されての講座であった。芭蕉が活躍した時代は、シェークスピアやセルバンテスと近いという。欧米文学を知り尽くした尚代先生ならではの視点である。

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ほんのりと色をつけをり桜の枝

3月から感泣亭で、新たにお花の教室が始まることになった。初回は3月20日(金)(春分の日)に行う予定である。桜の枝は、お花教室の先生からいただいたものである。既にほのかに蕾が色をつけている。ますます感泣亭に文化の香りが漂うことになる。毎月第4火曜日の「サロンde感泣亭」では、香りやカービングのミニ講座もあるが、定例で「土井伸の楽しい書の教室」「詩人服部剛の言葉の部屋」「初心者俳句セミナー」「読書会」「気功教室」などが行われている。今月の末には好評だった「A I講座」の2回目も予定されている。「感泣亭」とは聞き慣れない名前だが、元々は、詩人であったぼくの父•小山正孝が自分の書斎につけたものだ。

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拝殿は遥か彼方や初詣

皆さんは初詣に行かれたであろうか。最近では、近くの小さな氏神さまでも行列ができるほどだ。初詣ほど大掛かりな国民的行事は他にはないだろう。しかし、初詣の歴史は意外と新しく、明治の終わりから大正にかけてのことだという。一説によると、鉄道が敷設されたことが、初詣の起爆剤になったと言われている。成田山新勝寺や川崎大師への初詣は京成電鉄抜きには語れないほどだ。東京で最も人気があるのは浅草寺と明治神宮だろう。明治神宮の毎年の参拝客は300万人を超すと言われている。ぼくもその300万人の一人となった。原宿の駅を降りると、驚くほどの人だ。全国から奉納された酒樽が並ぶ。

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初売りの新車の中をただ覗く

暇に任せて川崎駅まで出かけた。ラゾーナの前の広場でトヨタの車の初売りフェアが行われていた。興味本位に覗いてみた。一番安い車で150万円だ。高い車になると500万円をゆうに超す。最近の車は車体が大きく車高が高い。6人乗りや7人乗りの車が主流になっているようだ。キャンピングカーもあった。子どもたちが中でキャッキャ言いながら遊んでいた。HARRIERという格好いいセダンに首を突っ込んで見ていたら「どうぞ乗ってみてください」と声を掛けられてしまった。「もう車を買う歳じゃあないから」と苦笑すると「乗るだけはただですから」と言われた。最近はボタン一つでエンジンがかかるらしい。同じ車でも隔世の感がある。

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新春の川崎港を一望す

川崎駅からバスで約30分。工場街を抜け、海底トンネルをくぐった先に川崎マリエンはある。地上51メートルの展望台から川崎港を一望できる建物だ。川崎は、この港から世界につながっている。川崎マリエンは、姿が見えにくい川崎港の役割を市民に理解してもらうことを目的に建てられたものだ。マリエンとは、海を意味する「マリン」と「エントランス」(玄関)をつなぎ合わせた造語である。その周りは公園になっており、テニスコートなどが広がっている。展望台のすぐ下には輸出用の自動車が並んでいる。川崎港はどうやら自動車メーカーSUBARU(スバル)の有力な積み出し港になっているらしい。コンテナターミナルも見える。

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新春のNHKにはまり込む

写真は1月7日(水)の夜、22時00分から22時49分までのNHKEテレの「デザイナー佐藤卓の最終講義」という番組である。不勉強で、この佐藤卓という人をこの番組で初めて知ったが、日本を代表するグラフィックデザイナーらしい。彼が有名になったきっかけはニッカウヰスキーの「ピュアモルト」の開発だった。このピュアモルトの瓶は見た記憶がある。何とお洒落な瓶だろうと思った。この瓶は佐藤が、その容量からラベルの貼り方や再利用まで企画したものだという。良い人を取り上げ、良い番組を作るものだ。この再放送は 1月13日(火)14:35〜15:24(Eテレ)にあるようなので、興味のある方はぜひ。

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松過ぎて溢れ出したるごみの山

正月明けのごみの山は、想像を超える。さほど大きくもない収集車の中にこれだけのごみがよく入るものだと感心する。夕方には何処もかしこもごみの山は消え、いつもの町に戻っている。しかし、このごみ処理能力がなければ都市は成り立たない。子供の頃、父親が庭に穴を掘っていた。生ごみを捨てるためだ。いっぱいになると埋めて、また別の場所に穴を掘る。こんな時代もあった。し尿処理の仕方も劇的に変わった。ほとんど全ての家庭がし尿を溜める「ぼっとん便所」だった。ぼっとん便所は臭くて怖かった。汲み取り屋さんが来て、柄杓で掬って持って行った。それがバキュームカーに変わった。水洗便所も簡単にはいかなかった。

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寒の入骨粗鬆症に立ち向かふ

病院を梯子する一日だった。最初は関東労災病院。年明けとあって、相当な混み方だ。採血は予約してあったので、スムーズだった。この日は普通の採血ではなく「安静採血」。30分間ベッドに横たわってから採血するというものだ。どうして安静が必要なのかよくわからないが、必要なのだろう。30分間動かないと言うのは結構きつい。横を向いても、腕を動かしてもいけない。「ミイラのように動かないでください。何処か痒くなったら呼んでください。」と言うのだ。指一本動かしてはいけないということだ。夕方には整形外科に行く。骨粗鬆症の注射をするためだ。昨年骨粗鬆症の検査をした。すると「骨密度が若い人の70%しかない。」

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松七日マイナンバーカードの是非

マイナンバーカードを受け取るために出かけた。今回は更新であるから、最初の取得から10年経ったということだ。ぼくの友だちには、マイナンバーカードへの反対派が結構多い。「絶対作らない」という人もいる。権力の「国民管理の手段だ」との反感があるのだと思う。ぼくも、それはその通りだとは思うが、時代の趨勢でもあると思う。ただ強引なやり方には反対だ。マイナンバーカードと保険証を紐付けて、持ってなければ、健康保険の恩恵が受けられないというような脅迫はすべきではない。そんなことをするから結局はみんなに資格確認書を発行せざるを得なくなったりするのだ。

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お終いにするかしないか年賀状

いただいた年賀状に返事を書こうと、コンビニに寄ったが、既に売り切れていて手に入らなかった。ニュースによれば、今年の年賀状は昨年より25%減少したという。急速に「年賀状終い」が広がっているということだろう。子供の頃は、年賀状が楽しみだった。仕事についてからは枚数が増えた。クラスの子全員に書いたりした。管理職になってからは更に増えた。町会長さんや協力者の方々には漏れなく出すように心がけた。もちろん学校の職員にも全員に出した。こうなるともう「営業」としか言いようがない。一番多かった時は500枚を超えたこともあった。少しずつ減らし、退職から16年目。それでも、今年はまだ100枚程度は書いた。