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俳句フォトエッセイ

梅雨晴の狭ひながらも露天風呂

【銭湯紀行】その13学芸大学ぽかぽかランド鷹番の湯学芸大学は、ぼくの帽子を作ってくれる帽子屋さん「Virlidian」があるところだ。この日は風呂に入るために降りたのだが、ここが「鷹番」であることに改めて気がついた。鷹番には、戦前に母が住んでいた家があった。ぼくは、一度だけ母に連れられてその場所に行ったことがある。この日、ぼくは母と行ったであろう道を辿ってみた。記憶の中では、緩やかな坂の途中にあったはずだが、行ってみると坂そのものがなかった。すでに婚約をしていた母を奪い取った正孝は、母とこの道を幾度となく歩いたことであろう。母は親の怒りを買い、ある時は家の奥の部屋に閉じ込められたと書いている。

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原宿はつくづくお洒落風薫る

【銭湯紀行】その10原宿小杉湯原宿暖簾からしてお洒落である。ここは、小杉湯原宿。明治通りとの交差点、東急プラザ「ハラカド」の地下一階にある。「こんなところに銭湯が!」と思ってしまう。開店したのは2年前だ。浴室のペンキ画は伝統的な富士山。「ナカジマ 2024.3.28」のサインがあった。この銭湯を紹介していたテレビ番組を見たことがあるので、いつか来てみたいと思っていた。それが、今日というわけだ。前にも書いたことがあるが、ちょうどこの場所に祖父の家があった。父もここで育った。従って、この銭湯は小山家ゆかりの銭湯なのである。お風呂そのものはこぢんまりしたものだ。

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ランナーもゐて逝く春惜しみけり

【銭湯紀行】その6神保町梅の湯神保町と言えば千代田区。そんな都会の真ん中にも銭湯はある。都営新宿線神保町駅の新宿寄りの改札口を出て、歩くことわずか2分。大通りから入った細い路地に目立たないようにある小さな銭湯である。浴槽は一つだが、その中に電気風呂、ボディジェット、ハイパージェットと3つのバリエーションが備わっている。壁絵もないシンプルな造りだが、ボディソープとシャンプーは備え付けられているのはありがたい。お湯の温度はおよそ40度だ。比較的ぬる目なので、いつまでも入っていられそうな心地よさだ。客は10人弱、年配の方が多いが、外国人が二人いた。一人の老人が、英語で彼らに話しかけ始めた。